中津川渓谷 Nakatsugawa Valley 津南町
| 信濃川の支流・中津川に沿って点在する信越国境の12の集落を日本三大秘境の一つにも数えられる「秋山郷」という。 信越国境の山岳地帯を流れる中津川は、長野県の志賀高原、群馬県の野反湖が源流で、秋山郷入口津南町見玉 みだま から長野県栄村切明 きりあけ までの全長26kmを中津川渓谷と呼ぶ。 国道117号の大割野から中津川沿いの道を入ると、見玉不動尊から大杉の間を七つの滝が流れる。この辺りから川が狭まり、渓谷らしさを見せてくれる。渓相は明るく、渓流の岩石は丸みがあって滑らか、薄緑に映える瀞や渕の流れは優しさを漂わせる。時には柱状節理を見せる荒々しい岸壁もある。 両岸には巨大な奇岩が立ち並び、雄大な渓谷美をつくり出している。ビューポイントは猿飛橋、見倉橋、前倉橋の付近と伝説の残る蛇淵の滝。 「見倉橋」※ストリートビューは、映画「ゆれる」の舞台となった木製の吊り橋で新潟の橋50選の橋。「かたくりの宿」近くの駐車場から遊歩道を下り、徒歩約5分。木造で長さ48メートル、幅1.2メートル、水辺まで16メートル。「秋山郷の宝石」と呼ばれ、橋下に広がる中津川渓谷の景観が素晴らしい。 特に秋はカエデが色づき紅葉が水面に映えて美しい。 トレッキングコースがあり、逆巻 さかまき 温泉~萌木の里は徒歩1時間10分、萌木の里~見倉の吊橋~風穴は1時間30分。トレッキングには逆巻温泉川津屋や萌木の里などで申込みが必要。 風穴の前を通るトンネルの上部は旧道で、道は多少荒れているがアカショウビン、メボソムシクイ、ヤブサメ等のさえずりを聞くことが出来る。また、中津川やその支流に降り立てば、カワガラス、ミソサザイ、キセキレイ、ときにはヤマセミなど渓流性の鳥の姿が観察できる。 (案内図) (見どころ)🌌見倉橋:(※地図 ※ストリートビュー ※GOOGLE 画像)「結東」集落と「見倉」集落を結ぶ、木造の吊り橋で、非常に細く、歩くたびに揺れるスリルが味わえる。橋の中ほどから眺める中津川の清流と、周囲を囲むブナの原生林は、まるで秘境の物語に迷い込んだような静寂と美しさだ。 🌌前倉橋 エメラルドグリーンの深い淵と、両岸にそそり立つ険しい岩壁(柱状節理)が迫力満点。特に紅葉とのコントラストは「新潟の橋50選」にふさわしい美しさ. 🌌見玉公園 対岸に「石落し」と呼ばれる巨大な柱状節理の絶壁を望める展望スポットで、川の展望台から日本最大級の河岸段丘と、信濃川・中津川が合流する様子を一望できる。 🌌切明の「川原の露天風呂」 特徴:中津川の上流、長野県境の切明温泉にある名物スポット。川の底から熱い温泉が湧き出しており、スコップで川原を掘って自分だけの露天風呂を作ることができる。川の冷たい水と混ぜて温度調節をする、ここならではのワイルドな体験ができる。
🌌秘境秋山郷中津川渓谷に沿って上流の切明から下流の穴藤までの12集落を総称して言う。大赤沢から下流が新潟県、小赤沢から上流は長野県である。温泉もあり、渓谷の新緑や紅葉の美しさは絶品。日本の秘境100選の1つである。秋山郷の集落形成については、平家落人隠遁説、秋田またぎ説などが伝えられている。新潟県側に8つ、長野県側に5つの集落がある。(平家の落人伝説)秋山郷は全国でも有数の「平家の落人の里」として知られている。1185年の壇ノ浦の戦いに敗れた平家の一門が、源氏の追っ手を逃れてこの険しい渓谷の奥深くに辿り着き、隠れ住んだと伝えられている。周辺の集落には、平家にちなむ姓を持つ家系や、落人が刀を納めたとされる伝承、都の言葉の名残を感じさせる独特の風習が今も息づいている。 秋山郷の伝説では、平清盛の末弟にあたるとされる平勝秀が、残党とともに現在の秋山郷(屋敷集落など)に逃れ住んだと伝えられている。この伝説があることから、秋山郷は別名「平家の谷」とも呼ばれるようになった。 また切明温泉は追っ手を防ぐために道を切り開いた、あるいは「これ以上は道がない(切り揚げた)」ことが名前の由来という説もある。 昭和初期、測量のために秋山郷を訪れた調査隊が、地元の人から「源氏はまだ栄えているか」と真面目に尋ねられたという逸話が残っている。この話は、数百年もの間、情報の届かない深山幽谷で平家の末裔としての意識が守られてきたことを示す象徴的なエピソードとして、今も語り草になっている。 見玉不動尊(正宝院)の始まりは、1186年(文治2年)、平清盛の家臣であった宮本清左ェ門(または木与左ェ門)が、夢のお告げにより、平家の守護神である不動明王をこの地に安置したと伝えられている。本尊の不動明王像の裏面には、かつて「清盛内知見」という文字があったという伝説が残っている。 🌌見倉のブナ林秘境として知られる秋山郷の入口、中津川の右岸に戸数わずか四戸の見倉集落がある。この付近一帯はブナ天然林でおおわれ静寂そのものである。その中、キジバト、キビタキ、オオルリ等野鳥のさえずりが耳鮮やかに響き渡る。フィトンチットの充満した森に入り、心と体を癒やす森林浴が楽しめる。🌌見倉の風穴 ※GOOGLE 画像ブナ林内を通る旧草津往還の傍らに大きな風穴があり、岩の割れ目から噴き出る冷風は夏なお寒い位である。🌌見倉のカタクリ群生地ブナの林床に、雪解け後に可憐なカタクリが咲き始める。見倉集落では4月下旬~5月中旬にかけて、群生するカタクリの花が見頃を迎える。🌌蛇渕の滝 ※GOOGLE 画像🌌見玉不動尊 ※GOOGLE 画像山号は「平家の守護神である不動明王が祀られていることから通称「見玉不動尊」と言われている。 本尊不動明王は、天平5年(733)酉年行基菩薩一刀三礼の作といわれ、平家の守護仏として祀られていた。文治元年(1185)壇ノ浦の戦いに平家が敗れたその翌年、不動尊のお告げがあり、平清盛の臣下、宮本清左ェ門が7月、当地に安置し初代住職となった。 北方高所の中腹に登る石段67段の上に本堂である不動堂(大正8年再建)、参道入り口に高さ2メートル半の金剛力士が立つ仁王門を構えている。本尊の不動明王は、昔から多くの眼病治療の逸話があり、遠方からも参拝者が訪れている。 本堂へ登る石段に沿う岩石の間を流れ落ちる清水は各所に滝をつくり、境内は真夏でも涼しい。 江戸時代には、文人・鈴木牧之が滞在し、当時の様子を書き残している。その記録によると、街道から山門までが遠く、当時は、中津川沿いに街道があったことを示している。 このお寺は古来より「目の神様」として篤く信仰されている。「見玉」という地名そのものが「目」に関係しているとされ、特に眼病に霊験(ご利益)があると信じられてきた。境内の石段脇には滝が流れ、その途中にある「延命水」で目を洗うと病が治るとも伝えられている。 仁王門にある金剛力士像(仁王像)には、現代まで続くユニークな俗信がある。自分の体の悪い部分(特に目など)を治してほしいという願いを込め、濡らした紙を丸めて仁王像に向かって投げつけ、投げた紙が仁王像の同じ場所にうまく貼り付くと、その部位の病気や怪我が治ると言い伝えられている。 🌌見玉公園(石落とし) ※GOOGLE 画像🌌前倉橋R405の中津川渓谷に架かる赤いアーチ橋。新潟の橋50選に選定された橋から見る風景は、牧之も感激したという圧巻の渓谷美。特に紅葉期は壮観で見る人を魅了する。🌌段丘桜河岸段丘沿いに200本以上の桜が並び、この1本1本全てが個人オーナー制になっている。桜が植えてあるところからは遠く山々まで見渡せ、残雪の山と桜のコントラストが魅力的の秘密のスポット。中津川渓谷に向かうR405から眺められる。
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新潟県内の名水マップ
山源木工 ※GOOGLE 画像秋山郷は栃の木が豊富なことでも知られる。山源木工が秋山郷で創業したのは1921(大正10)年。無垢の輪切りテーブル発祥の店であり、親子3代にわたり自然木(本物無垢)を素材とした木工芸品を作り続けている。秘境秋山郷に伝わる栃の木を活用した匠の技が光る。木材を削る所から仕上げの塗にいたる。完成するまでの約1ヶ月、丹念な手作業が繰り返される技術は、しっかり伝承されている。 広い展示室に木目もアートな座卓やダイニングテーブル、茶棚など、大きなものから小さな装飾品まで約1000点を陳列。1点1点の手技の素晴らしさを目の辺りにできる。工場内の見学も可能。 ![]() へいけ茶屋 山道のカーブに位置する峠の茶屋。中津川に架かる赤い前倉橋のロケーションが素晴らしい。目当ての山菜岩魚定食は、岩魚の塩焼きと、コゴミの酢みそ和え・キャラブキなど5,6種類の山菜盛りをはじめ、ご飯も漬物も。ご飯に着いたトウモロコシまで大満足。 ※ストリートビュー ![]() ![]() ![]() |
見倉橋
見倉の風穴
カタクリ群生地
蛇淵の滝
猿飛橋
前倉橋
見玉不動尊
前倉橋
見玉不動尊
見玉公園 中津川渓谷展望台




