金剛山 佐渡市
金北山、妙見山に次いで佐渡島で3番目に高い山で、大佐渡主稜線から南に突出した位置にある。 金剛山は古謡で米山薬師と歌われていた。米山は豊作の神、薬師は病を救う仏であるが、地元白瀬は定置網による寒ブリ漁など漁業の盛んな地域で、漁場を見定める山立の山として、雪化粧が冬とブリの到来を教える山としてもありがたい山である。 山中に鳥居と比較的大型な、緊急時には2.3人が入れるほどの鉄骨製の祠※ストリートビューがあり、伝薬師如来木造立像が安置されている。地元白瀬の集落には里宮の薬師堂があり、山頂の祠と登山道の管理は白瀬集落がの住人が行っている。 頂上からは360度の大パノラマを楽しめる。 金北山など大佐渡主稜線の山々や、眼下には両津市街や加茂湖を眺めることができる。また小佐渡の山並みの向こうに弥彦山や角田山の姿を見ることがっできる。 🔶白瀬登山口 右岸に大きなカツラの木のある木戸口で、金剛山道の表示があり、2,3台の車が置ける登山口になっている。イチリンソウ、キクザキイチリンソウ、カタクリなどが咲き誇る姿が見られる。白瀬川の上流を越える場所がトビガ沢で、コース唯一の水場となる。この辺りから道の傾斜が増してくる。480m付近三左衛門横道に入り、この先の窪地から狭いトラバース道を抜け、再びきつい登りとなり、マツ枯れや蟻塚の道を進むとようやく740m付近の組禿の芝生場に出る。レンゲツツジ、ツリガネニンジンなどが咲く姿も見える。展望が開け前方に金剛山が聳え、ドンデン山や金北山、両津の市街地を望むことが出来る。 右に金剛山の頂を見上げ金剛山の南斜面をトラバースする金剛山平を進んでいく。山頂直下付近ではマツムシソウを見ることもできる。頂上近くの※ストリートビューをくぐり、山頂に着く。祠と三等三角点が出迎えてくれる。
|


