*** 計画編 第1章 ***


これは山萩です。土地を買ったらオマケでついてきました(笑)

+++ 目 次 +++

始めに

マイホーム建設計画発動!!

土地を探そう!!

土地を購入しよう!!

問題の支払いは…

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始めに

このページは、私がアマちゃん精神と親のスネかじりを生かして20代後半にして「我が家」を建ててしまうという、
他人が聞いたらケツを蹴っ飛ばされそうなお話です。ついでにその時の心境や裏話も記載してあります。
まぁ、建つまでに話が七転八倒したり難問が降りかかったりと色んな事がありますので、暇つぶしにでも読んでみて下さい。

PS:かなり個人的情報や家庭的事情、その他バレるとマズイ事が多々記載してあります。
   当局(税○署)や他人には他言無用ということで(笑)
   まぁ、このHPを見に来てる人は私の友人だけなんで、そんな人はいないとは思いますが(^o^)

 


マイホーム建設計画発動!!(2001.3月中旬)

「土地見に行こう!」と、ある日親が言い出したのがキッカケだった。
私はこの頃、兄夫婦と両親との2世帯住居の1室に居候していた。
次男なので将来的にはこの家を出て行かなければいけないのは分かっていたのだが…。

自分:「はぁ!?土地買ってどうすんの?」
両親:「あんたの家建てるのよ!」
自分:「支払いどーすんだよ?」
両親:「何とかしてあげるわよ!!」

おぉー、なんというありがたいお言葉!!!
しかし両親がこう言い出したのには理由があった。
実はこの話の1ヶ月前、母親が病気で入院していた。
両親ともある程度の歳をとってるので前々から遺産分与の話はしてたんだけど、今回の病気でさすがに気弱になっていた。
「生きている間に息子に出来る事は何とかしてあげたい」という事らしい。
ありがたいと感謝する反面、寂しい気持ちと切なさ&自分への不甲斐なさで少しやりきれない気分。
ナゼこう思ったか?それはこの時期、実は私は無職だったからだ。将来への希望も収入も何も無い状態でからのスタート。
オイオイ、大丈夫かいなぁ…

何はともあれ、こうして「マイホーム建設計画」がスタートした。

 

土地を探そう!!(2001.3月中旬)

まず家をどこに建てるか?

条件として…
 ・現在住んでる家と同じ市内で、なおかつある程度近い場所
 ・隣の市(の方が栄えている)から近い
 ・面積に余裕がある土地(訳は後ほど)
 ・地価が安い(って当たり前か)
の4つ。

主に両親が場所探しをしたんだけど、情報収集を始めてから数日で候補地が見つかった。
そこで早速見に行く事に。

そこは現在の家からクルマで7〜8分の所にあった。
いわゆるニュータウン(分譲地)と言われる所なのだが、私はそこに行くまでそのニュータウンの存在を一切知らなかった。
そりゃそうだよ、そんなの意識しなけりゃ分かんないって(^^;
まず、そのニュータウンの第一印象は「閑静な住宅街だねぇ」という事だった。
県内を縦断している国道から少し奥に入っていて、交通の便が良い割に騒音が全然聞こえない。
間にある林が防音壁の代わりをしているらしい。住宅も半分くらいしか埋まってないので、逆に寂しいくらいだ。
うんうん、なかなかいいんじゃない。

そこで空いている土地を見てみることにした。
さてさて空いてる土地は、と…。んんっ!!
全部北側じゃ〜ん!しかも雪が溶けないで残ってるし〜!!日当たり悪そう…。
グルッとニュータウン全体を見てみたが、南側の土地は全部売れてしまっていた。
南側もあるにはあったが、面積が100坪以上だったり急な傾斜地だったり…。
「やっぱ早いもの勝ちなのね…」と半ば諦めつつ情報を集めに管理事務所へ行く事に。

「お勧めの場所ありますよ〜!ここから見えるんですけどねぇ…」と管理人のオバちゃん。
「うぉ〜!!神はまだ俺を見捨ててはいなかった〜!!!」と絶叫したかは定かじゃないが(笑)
とにかくその土地を見てみる事に。事務所から歩いて約30秒、オバちゃんご推薦の土地に到着。

オバ:「私はお勧めなんだけどなかなか売れないのよねぇ…」
自分:「…」
両親:「…」
見て「ナルホド」と思った。
南側が緩やかな斜面に草がボーボー生えていて、景色がまったく見えなかったのだ。
確かに一見日当たりが悪くて住みにくい土地に見えるだろう。

だが私はあることに気づいた。
斜面が緩くてそれほど高くなく、家を建てても日当たりは良いのではないか、と。
その土地は道路が軽く傾斜して分譲地がだんだん畑みたいになっているいる為、上の土地ならばそんなに南側の斜面は高くないのだ。
しかも南側の斜面は小学校の土地なので、新たに家が建って日当たりが悪くなるという心配も無い。
面積も82.3坪と、お手頃といえばお手頃だし(都会の住宅事情を考えれば十分な広さだが)
小学校も近い、ゴミ捨て場も程々近い、車で数分も行けばショッピングセンターがある…。
こうなってくるともう止まらない。

いったん事務所でオバちゃんの話を聞く事に。
やはりオバちゃんも商売だから、良い点ばかりを説明してくる。
「市の分譲地だから値段が安い」「ガス、水道も引込み済み」「南側が残ってるのはこの区画だけ」etc…。
オバちゃんのトークにノックアウトされた訳ではないが(笑)、両親はこの土地が気に入ったご様子。そして私も…。
ひとまず家に帰って兄を交え、家族会儀を開くことに。


これが購入予定地。奥に見えるのが問題の南側の斜面

 


土地を購入しよう!!(2001.3月下旬)

後日、兄を交え家族会議を開催。
突然の話だったのでこの時初めて私が土地を買うという事を聞かされたのが、兄も快く協力してくれるとの事だった。
元々親との話し合いで「親の財産は半分づつ」という事になっていた。
今住んでいる実家は兄の名義で建てた家なのだが、親からの資金援助を受けていた為<内緒話(笑)
同じ様に私も資金援助を受ける事については何の反対も無かった。

さてさて家族全員の了解は得られたんでここに決めることにした。
そして現地事務所に購入の意思を伝えると、担当の市役所の方から「では契約手続きをするんで後日市役所に来て下さい」との事。
いよいよ土地の購入だ〜!!

当日は父親と一緒に市役所にいった。会議室に通され、いよいよ契約。
何をするかと言うと…、いきなりお偉いさんの挨拶が始まった(笑)
これだから役所は嫌いだよ…。
その後土地に関する説明、契約の流れについて、売買契約書の書き方などの説明を受けいよいよ契約書にサイン。
数ヶ所にサインをし、実印をポンポン。ハイ終了。
なんて事務的なんでしょ。あ、もともと事務作業か(笑)

これで私はこの土地に永住する事が決定したのであった。しかもあっけなく。

 


問題の支払いは…(2001.4月上旬)

と契約が終わり、いよいよお金の支払い。
土地の権利書は代金を納入後に郵送との事であるので、とにかく払わなきゃ話にならない。

まずは土地を登記しなければならない。
登記は市役所ご推薦の登記代理人(行政書士)にお任せ。実費+手数料(1○万円)を口座に振り込み、登記がスタート。
そして待つこと数週間「終わった」との連絡を受け、代金を支払う事に。

そして市役所1階の指定された銀行に到着。窓口が2つしかない、いわゆる「出張所」である。

自分:「振り込みお願いします」
係員:「宛先はコチラでよろしいですね?」
自分:「ハイ」

ドサッ!!、と札束を置く。

係員:「(目を点にして)お振込みの額は…、この金額でよろしいのですね?」
自分:「はい、いいです(含み笑い)」

その後、金勘定が20分ぐらい続いた。
最初に機械で数え、その後係員自ら数えてたので、窓口にお客の行列が出来てしまった(笑)

領収書を貰い、そのまま市役所の担当の所に行って支払いしてきたという事を伝えた。
登記が終わったら権利書を郵送します、との事。

PS、金は4月になってから振り込んでくれといわれた。なぜなら3月は収支決算があるので手続きが遅くなるからだそうである

 

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