SINCE2000,09,01
北海道ツーリング日記
以前の北海道キャンプツーリングの日程と日記を紹介しています。
北海道津リング日程

3日目 早朝、苫小牧フェリーターミナルへ到着。
車両デッキに入り、みんなが一斉にエンジンをかけた。
するとものすごい排気ガスの量で、見る見るうちに船内が曇った。
天候は、あいにくの小雨であった。
フェリーを降り、すぐに雨宿りできるところでカッパを着込み出発をした。
まあ、ついてはいないが、北海道発ツーリングの嬉しさのほうが先に立って、気分だけは上々であった。
今日の目標は、出来るだけ北のほうへ移動することであった。
国道235号線から国道237号線に入り、とりあえずは富良野を目指した。
237号線に入り、ほどほど走ったところに、お土産やとトイレがあったので、最初の休憩を休憩をすることにした。
トイレへ行き、お土産やのそばを通ると、お土産やのおばあちゃんが、「今日は寒いからお茶でも飲んで行きな」、と声をかけてくれた。
「何も買わないよっと」言ったけど、「そんなことかまわないよっと」一言言ってくれたので言葉に甘えることにした。
お茶を一杯ご馳走になり、出かけようとすると、「ダメダメ」と呼び止められ、「お茶を二杯飲んで行くのが旅のおまじないなんだよ」ともう一杯すすめられた。
二杯目のお茶を飲み、バイクで走っている間に舐める飴でも買って行くことにした。
頭を下げ、出発しようとすると、気をつけてと店を出て声をかけてくれた。
北海道は、バイクに優しいと聞いていたが、確かにその優しさが分かったような気がした。
その後富良野まで雨は降ったりやんだりしていたが、本降りになることはなかった。
苫小牧から富良野までの道はお土産やおばあちゃんに会わなかったら、ただの山間部の道としてあまり思いで深いものにはならなかったのではないかと思った。

富良野
富良野では、ラベンダーが有名であるが、7月の下旬と言うこともあり、もう季節が過ぎていた。
ただ観光農園は、まだラベンダーが咲き誇っていた。この辺は観光地なので、車も渋滞していたので、あまり長居をせず、出発した。
ただ、今までの山間部とは違い北海道という景色が目に飛び込むようになってきた。
237号線をどんどん北上し、旭川、そこからは国道40号線を北上し士別へ到着。
ここで、海側に出るか、山間部を抜けるかで迷ったが、山間部よりは海側を走ってみたかったので、国道239号線に入り、西へ向かうことにした。
この道も、海に出るまでは、山間部を走るため、ただひたすら走ることになった。
海に出ると、そこからは国道232号線を海岸沿いに北上した。天候がよければ、気持ちよく走れるのであろうが、かなりの強風のため、バイクにしがみつきながら天塩まで北上をした。その先も日本海オロロンラインとかなり景色が良い道が続くのだがこの強風のためあきらめ、内陸の国道40号線を使い北上した。
この辺で、日が暮れ始めたので、豊富町付近で飲み物、朝食のパンなどの買出しをした。

兜沼キャンプ場
暗くなりかけのときに、見つけて入ったのが、兜沼キャンプ場である。
このキャンプ場は、兜沼の脇にあり、中には銭湯まである、結構すばらしい林間のキャンプ場であった。
ただ、グループやファミリーでもキャンプをしている人も多かったので、その付近からは少し離れたところにテントを張り、少しくつろいでいると、だんだんバイクで着た人たちが集まり始め、その周りはバイクキャンプサイトと化してしまった。
今日一日、バイクでは知っている時間が長く、あまり人としゃべらなかった、周りの人たちとツーリングのことなどで盛り上がった。
すると、オートキャンプの人たちが、「作りすぎたんで食べてください」と蟹の一杯入った鉄砲汁を差し入れてくれた。多分バイクの人たちは、地べたに這いつくばって、食事をしているので可愛そうになったのかもしれないなどとみんなで言いながら、その鉄砲汁をご馳走になった。
その後、宴会まで誘われて、いろいろとご馳走になり、ほろ酔い気分で寝袋へ入り就寝した。


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