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北海道津リング日程 |
4日目 |
兜沼キャンプ場で目を覚まし、時間を見てみるとまだ、6時半であった。
テントの中が、だんだん明るくなり、自然に起きてしまうのだ。キャンプに行くといつも暗くなって寝て、明るくなって起きるという実に自然な生活のリズムになるから不思議だ。
初日は、早朝から日が暮れるまで走りっぱなしだったせいか、手が筋肉痛になっていた。 夕方近くからの強風で、ハンドルにしがみ付いていたせいであろうか?
早々に昨日かいこんだパンをかじりながら、コーヒーを飲み朝食を済ませ、出発の準備をする。
天候は曇り、昨日の雨よりは良いが、出来ればカラット青空を拝んでみたかったが、そうもいかなかった。
昨日の夜、話したバイク仲間と、またどっかで会いましょうと別れを告げた。
今日は、ノシャップ岬・宗谷岬と日本最北端を巡り海岸沿いに走る予定だ。
キャンプ場を出発して、30分も立たないぐらいで稚内市街地に入った。
ノシャップ岬
ノシャップ岬では、公園が工事中であった。まだ10時前なのに、観光バスや車が、結構来ていた。
ちょっとだけお土産屋さんや、岬のあたりをうろうろしたが、まさに観光地というようなところだった。
また気温が結構低く、たぶん19度ぐらいではないかと思う。
ジャージに、ジャケットだけでは少し寒く、持ってきていたフリースをジャケットにしたに着込んだ。 夕べのバイクの人で去年も同じ時期に来ていた人が言っていたが、去年は暑くて死にそうだったが、今年は寒くてしょうがないと・・・
次に目指すのは、北海道バイクツーリングの聖地、宗谷岬である。
市外を抜け、海岸沿いに宗谷岬を目指すが、強い向かい風である。
十分宗谷岬までたどり着けるガソリンの量だったはずが、その向かい風で、燃費が落ち稚内空港の先でついにリザーブへ切り替える羽目になった。
このままだと、あと2〜30Km位でガス欠などと頭をよぎる。
道を走っている限りガソリンスタンドのようなものも見えず心細い時間を数十分味わった。
運の良いことに小さいガソリンスタンドを見つけ給油をした。
本当は、宗谷岬付近のガソリンスタンドで給油をして、日本差北端給油所での給油証明書をもらうつもりだったが、そうも言っていられないので、満タンに給油してもらった。
給油も終わり、伝票と一緒に最北端給油証明書が手渡された。ガソリンスタンドの人に事情を聞くと、雑誌などで紹介されている、証明書を発行してくれるガソリンスタンドと同じ会社で経営しているスタンドであった。
これは非常にラッキーなことであった。
無事に、聖地宗谷岬へ到着、宗谷岬の写真を取りお土産屋で、お決まりの宗谷岬のシールを購入し、食事でもしようと歩いていると、後ろから突然声をかけられた。
誰かと思い振り向くと、行きのフェリーで知り合った人であった。
いっしょに食堂で豪華にホタテ丼を食べ、これから行く先などについて話したりと1時間程度話し込んでしまった。実は、この時点で外気は17度しかなく、寒かったせいもあるのだが・・・ 店の中ではストーブが炊いてあり非常に居心地がよかったのである。
次に目指すのは、知床半島である。
この後、オホーツク海沿いに知床半島方面に下るため、出発した。
この先は、どこまで行けるかわからないため、とりあえず走れるところまでと思っていた。
どんどん下って行くが、景色は、北海道らしい?殺風景?と単調で雄大な景色が続いた。
浜頓別にはいてすぐに、休憩をしていると、反対方向からきたバイクはみんな雨に降られている様子だった。
来た方向の天候を尋ねると、「大雨だよ」といっていた。
昨日、500Kmぐらい走ったせいも有り、雨の中を走る気力もあまりないため、今日は明るいうち(3時過ぎ)に、テントを張り明日からに備えることに決断した。
クッチャロ湖畔キャンプ場
地図でキャンプ場を調べるとクッチャロ湖半キャンプ場なるものがあるので、そこを目指した。
キャンプ場につくと、まだテントは2〜3張り程度しかなかった。
ここのキャンプ場は、管理等があり有料であった。(でも200円程度)
管理の人に、入浴できるところと、食料を買出しできるところを確認し、テントを設営した。
なかなか景色がよいキャンプ場であった。湖畔に見通しの良い芝生のサイト・駐車場もサイトに隣接しているし、結構大当たりにキャンプ場であった。
キャンプ場から歩いて5分程度のところに温泉も有った。 バイクで、5分程度走ったところに、スーパーも有った。
テントを設営し、コーヒーを沸かしながらのんびりしていると、バイクが次々と到着しあっという間にテントが30〜40張りに増えた。
たまたま、隣にテントを張った人と仲良くなり、買出しもいっしょに行くことになった。
スーパーでも、一人分だけの食材はほとんど置いていない事が多い。二人で割り勘で買出しをし、久々に豪華な食事に有りついた。刺身・マーボー豆腐・サラダまでありつくことができた。
特にスーパーで買った、いかそーめんが、ムチャクチャおいしかった。
その後、入浴をし、ビールを飲みながら夜9時半ごろシュラフにもぐった。 |
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