掛け軸専門
ご先祖様から代々伝わる蔵や納戸、押入れに眠っている古い掛物、扁額、屏風、巻物、
書、絵画の中には思いの外価値の有る物が有るかも知れません、その価値を下げない で後世に残す為にも、またその地域や家の歴史や生活文化を書き記した、未表装の 物、裏打ちのしていない古文書、書画、家系図、古地図、保存が悪い為に雨水や虫食い などで痛んでいる物は出来るだけ早めにきちんとした掛軸、和額、屏風、巻物、等に仕 立て、あるいは仕立て直しておきませんとその価値がどんどん下がり続けて価値が無く なってしまいます。 表装を施し、桐箱に入れ掛軸専用防虫香を添えてビニール
袋に入れて密封し、あまり湿度のない蔵や押入れの中に仕舞っておき、秋の良く晴れた 乾燥した日に、虫干しを兼ねて床の間に丸一日掛けておいてから仕舞えば、お宝がいつ までも長持ちします ※防虫香は必ず「掛け軸専用防虫香(ナフタリンは使用しないでください、軸先が変形
することがあります)」を、
1年に一度 新品に取り替えて下さい
掛け軸を床の間などに掛けるのに使う棒状の物を「矢筈(やはず)」といいます
掛軸のことを茶道では主に「掛物」と言います
昔から「掛軸が息をしている」と言います、それは、純粋な和紙は空気中の湿気を吸収
したり、吐き出したりするのです、よって良い材料を使った掛け物は掛けておくと表情 が変わるのです
軸物と掛物、どちらもほとんど同意語ですが、軸物は掛軸に巻物が含まれますが、
掛物はいわゆる床の間に掛ける、掛軸のことだけを指すようです
茶の湯で有名な「千家」さんには「千家十職」と言われる、職人さんが十職おら
れますが、表具師もその一つに入っております
表装専門
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表具(表装)は普段あまりお馴染みの無い物ですが、お客様に必要が生じましたら、
お気軽にお立ち寄りください、心よりお待ち申しております、ありがとうございました。 |