外科医、そして医師として24年間、第一線の医療現場で医療に従事してまいりました.そこで学んだことは、医療とは医学・医術に加え医道という人と人とが接するうえで大切なものがあるということです.恩師である瀬在幸安・前日大総長から戴いた言葉に『医学は人類愛に満ちて、常に進歩を求めている』があります.すなわち医学はscienceですが医療はloveでありそれをモットーに今まで医療を行ってまいりました.
私が24年前に血管外科を志した理由は、患者さんが手術直後から手術の効果がはっきり判ることに加え、将来必ずや動脈硬化や糖尿病が注目を浴びるであろうと思ったからです.昨今“メタボリックシンドローム”という言葉がメディアを介して氾濫しており、それを構成する個々の重要なリスク(危険因子)としての高血圧・動脈硬化・糖尿病などの管理が大切とされています.
獨協大学越谷病院呼吸器内科准教授(平成21年8月東京医科大学八王子医療センター呼吸器科教授に就任)の兄とともに地域医療に専念し、皆様の『家庭医』として健康相談も含めて貢献したいと思っております.温かい医療をテーマとした小さな診療所ですが、お気楽にご来院ください.