「もういいのね?」

「…………………幸せがどこにあるのか………まだわからない

 だけど、ここにいて…生まれてきてどうだったのか、これからも考え続ける

 だけど、それも当たり前のことに何度も気付くだけなんだ

 自分が自分でいるために」

 

 

「でも母さんは………母さんはどうするの?」

 

 

 

「人が、神に似せてエヴァを造った。これが真の目的かね?」

「はい、人はこの星でしか生きられません

 でも、エヴァは無限に生きていられます。その中に宿る人の心と共に

 たとえ50億年経って、この地球も、月も、太陽すら無くしても残りますわ

 たった一人でも生きていけたら…

 とても寂しいけど…

 生きていけるなら…」

「人の生きた証は、永遠に残るか…」

 

 

 

「さよなら…母さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ぼくたちは生きていく