<上野の森ブラスリクエストコンサート>


「スピリタス」編


 本番の前夜、今治に到着した先生方を食事の後
 今治国際ホテルの23階にご案内。
 そこで「スピリタス事件」は起きた。
 「スピリタス」とは何ぞや?という方に少し説明。
 (私もこのお酒のことを全く知らなかったので・・・)

 「スピリタス」とはアルコール度数96度もあるポーランドのウォッカ。
 エタノールの蒸留で得られる最高度数が96度なので、
 まさに世界最強の酒、ウォッカと言えます。
 一口飲んだら体中が火事になること間違いなしの酒です。
 通常ソーダで割って飲みますが、1:1で48度、1:2で32度、
 32度と言えば普通のウォッカのストレートと同じ位の度数・・・。
 実に強い恐ろしいカクテルなのです。
 ソビエト連邦が崩壊した時、ロシア人は不況の中、
 酒を求めて工業用アルコールを飲んだりしていましたが、
 このスピリタスも同等の度数を持っています。
 ロシア人はすごい人種ですよね・・・。

 ロシアから帰ったばかりの先生たちは、
 「やっぱりウォッカを飲んでロシア気分をもう一度・・・」ということで
 それぞれウォッカを注文。
 そこで、このすごい「スピリタス」を頼んだ先生が約1名
 全員の飲み物がそろったところで「乾杯〜!!」
 その勢いで、なっ、何と一気に飲んでしまったのである。
 「うわっ!!み、みずっ!!!」
 と、まず周りにある水を一気飲み。それでもまだ「喉がやけるよ・・・。」
 とうとう計8杯の水を一気飲みしたのである。
 (もちろん、その方の名誉のためにご説明すると、
  ウォツカのメニューの中で一番高価なお酒を頼んだのである。
  でも、値段だけでなく、度数が高いことはご存じなかったよう・・・)
 宴会が終わるまでずっと「熱いよ・・・」と言い続けていた先生なのでした。

 日本の不況もこれで吹っ飛ぶ???
  


O : 「君たちもスピリタス飲んだら?」

K : 「えっ?!マジですか??」

S : 「飲んだことないから飲んでみよう」

S・O : 「かんぱ〜い」
K : 「か、乾杯・・・」
K : 「おっ、おえ〜!!」

S : 「いや〜、ほんとに熱いよ。
   すごいな〜、こりゃ。」
  (声量、さらにあがる)
スピリタスで盛り上がった
  夜なのでした・・・



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