エンジン分解

前回オイル交換以来、非常にスタータとジェネレータの調子が悪くなりました。
近くのオートバイ屋に相談しに行ったら、同じ見解でスタータ系統、ジェネレータ軸付近が怪しいと言うことになりました。
相談しに言ったオートバイ屋はカスタムショップで、やるならトコトンやると言い出したので、
少なくとも10数万かかると言ってました。
それじゃ、CBR750の中古が買えるのでここでの修理は諦めて、自力での挑戦と相成りました。

2003年07月12日
外装外す。

 

 
2003年07月17日
エンジンオイル抜く。
4リッター缶にとって置く。

 

MM4さんに教わったこと!

エンジンがフレーム(車台)にあるとき、
オイルパンを開けて、沈殿ゴミを排除すると良いらしい。

2003年07月18日
ラジエターのクーラント液を抜く。
ポリタンクにとって置く。

 

 
2003年07月21日
エンジンの固定ネジや接続部をはずし、エンジン下ろす。
ジャッキ使って徐々に下ろす。
床に下りた時点で横にエンジンを斜め後方に傾け横から出すのだけれど、
シリンダーヘッドカバーがつかえて出てきません。
この状態で今日は放置します。
作戦としては車体の方をジャッキアップして出す計画。
かなり不安定→
エンジンが無いと手でも持ち上がるたかなのだが、身動きが出来ない。
車屋のクレーンでもあれば、楽勝なのだが、
わたしに、そんなもん買える筈も無い。
自分のガレージがある方は、天井に手動のクレーンでも付ければ、
バイクくらいの重さの物の作業は楽々出来ると思うよ。
2003年07月22日
エンジン引き出す。
写真のようにジャッキを二つ使い車体を持ち上げました。
はじめは木片をスイングアームの根っ子にあてて一つのジャッキを
使いましたが、支点が細くなりグラグラするのでこの方法にしました。
前タイヤの他に2点以上支えがないと平面的三角形を作れず安定しません。

他のやり方(実践していないので可能かどうかは分かりません。)

1、右のネジを全部はずした状態で、右に寝かせる。
どうやって、支えるかはエンジン本体は自分で考えてください。

2、スタンドを立てる前に3センチぐらいの台に載せる。
私はエンジンを載せるときにはこれを考えてます。

引きずり出し時のコツはダンボールを敷いて木片をエンジンとの間に噛ますと
大抵の腕力の方なら大丈夫かと思います。

80Kgは簡単に持ち上がりませんが、転がしたり、引きずったりは一人で可能です。

数日後、エンジンを950円の台車に載せて部屋のベランダまで移動しました。
2003年08月01日
アッパークランクケース側のネジを取り、
エンジンを逆さまにして、サイドのカバー類、オイルパン、オイルポンプ関係を
外してからロアクランクケースのネジを外します。
(指定ではクランクロッド付近のネジは最後に外し、組立てるときは最初にするそうです。)
このときオイルパンには大量の異物が溜まっていました。
どうもテンショナーのゴムのようです。
私はこんな風にひっくり返しました。
(注:ひっくり返すときは後周りが良いよ。
前周りだとシリンダーにゴミはいるから、
後周りとか前周りとかは体操のでんぐり返しを想像してみて下さい。(^.^))
問題のスタータ、ジェネレータ関係の部分が見えてきました。
クランクロッドとジェネレータを結ぶチェーンの張りがありません。
これで良いのでしょうか?
やはりテンショナー問題ありみたいです。
この時点ではクランクケースは分解されてませんが、
ここからはケースに損傷を与えると高くつくので慎重に行こうと思います。
2003年08月02日
やっぱり、チェーンテンショナーがかなり減っていました。
金属部分まで削れていました。
でも普通に考えれば、ここまで減るのは非常に不自然?
根本原因は他にあるようで、チェーンを調べてみました。
すると異常になっている箇所があり、反った状態で戻らないジョイントがありました。
ジェネレータドライブチェーンはDID製で鉄ではなく、
軟らかい素材(アルミ?)で、いかにも変形しやすいです。
外的ショックか、オイル切れを起こしたのが原因と考えられます。(本当か?)
いずれにしてもチェーンを交換するにはクランクを外さなければなりません。
コンロッドをとれば分離するのですが、手間が増え少し憂鬱です。
メインの交換部品は以下のとおりですが、
各部をきれいにしてパッキンも替えなければなりません。
いまのところ他には異常がないようなので、
部品代はそんなにはかからない模様です。
  • ACジェネレータドライブチェーン
  • ACジェネレータテンショナーASSY
  • ACジェネレータガイド

部品注文しようっーと。

開けたついでにクランク、ギア、変速機などの
クリアランスチェックをするつもりです。

2003年08月05日
暑くて何もやってません。
仕事もせにゃならんので、
作業は暑くも無く、暇で、気が向いたときだです。

今日は写真載せただけー。

赤丸に注目!
オイルの色が違うでしょう。
沈殿物が結構溜まってました。
たまにはオイルパン開けての掃除も大切!?

2003年08月07日
早く部品買えばいいのに、先立つものがありません。(T_T)
要らないものまで買う余裕が無いので、部品チェック。
左からダンパー、ギア、ワンウェイです。
傷が無いか、動作が正しいか確認。
問題のチェーン。
変でしょう。
引っ張っても戻らないんです。

原因(私の勝手な想像)
今までの修理でもっと多いのがゴム部です。
パッキン、シール、今回のテンショナー(ゴムか?)
これらはオイル、液体に漬かった状態だと風化が抑えられます。
うちのは
4年間放置の実績があり、突然ある日動かされたに日は
テンショナー、スライダーがボロボロっといっちゃうのではないでしょうか。
ボロボロっといって、テンション(張り)がとれずにチェーンまで逝っちゃったと
いうのが私なりの結論で、やっぱり
バイクは乗らなきゃダメです。

次へ続く→