エンジン組立

2003年08月10日
エンジン組み立て前に大変面倒な作業があります。
パッキン(シールも)を
シコシコ取らなければ成りません。
ホンダの液体パッキンは固まるとゴム質で
ブヨブヨしています。
ネジ部に入ったものは細かくめんどくさいです。
使い古しのボロキレでシコシコ、綿棒で
ホジホジ
今日は擬音が多いなー。

 

 
テンショナーの比較です。
古いほうは赤丸の箇所がかなり削れています。
手前が新しいもので、ピンが差さっていて
マニュアルの針金は不要です。

奥に丸の箇所は内蔵のバネが出ちゃって、
テンショナーの役を果たしていません。

2003年08月22日
月日がたつのは早いものです。
いつの間にかお盆も過ぎてしまいました。

使用工具

  • トルクレンチ(うちのは最低は1.9kgぐらいしか計れないので、
    6mmボルト(6角呼び10mm)は感覚です。)
  • 液体パッキン(スリーボンド製が評判良いです。)
  • スプーン(ケーキ、アイスを買うと付いて来るヤツ。
    液体パッキン延ばすときに便利。)
  • オイルストーン(700円ぐらいで安く手に入ります。
    ざらつきを均す位にしておいて下さい。
    エンジンを削ってはいけません!)
チェーンを替えるのにコンロッドを外しました。
後で解ったことですが、ベアリングキャップを外した状態じゃないと
ACジェネレータを所定の位置(ベアリング穴)に差し込みにくです。
キャップが整然と並んでいるのは後で同じ位置に戻すためです。
キャップにはクランクピンベアリングが付いているので、
間違えるとオイルクリアランスがとれなくなるそうです。
チェーンスライダーも擦り切れてしまいました。

その下側がCBR特有のカムギヤです。
二重にギアがなっているのは薄い側のギアにダンパーが効いていて
押し込むとギア揃うようになっています。

反省

1、ギアを組む時にはクラッチ版を外しましよう。
そのままでも出来ないことは無いけれど、
赤丸(ベアリング)の裏にピンがあり、
重さで入ったかどうか分らんよ。

2、黄色丸クラッチアウターAssyまでは外さなくて良い?
実際やってないから分らんけど、
後でアウター嵌めるのは大変です。
何が大変ってクラッチセンターに入っているベアリングは
精度良く出来ているので、本当に入り難い。
できれば、アウターAssyは組んだまま作業したほうが良い?

今日はクランクケースを組み立てるところまで行きました。

ところが、後でギアのチェックをしてみたのですが
6速なのに3つぐらいしか入りません。
覗いてみたら、シフトフォークの1本が正しく入っていません。(-_-;)

オイルパンを組む前で良かったのか分かりませんが、
明日はギアボックスを分解、組立です。(T_T)
(参考:CBRはエンジン脱着しなくても、オイルパン、クラッチ、
ギアボックスの分解でクラッチドラム、シフトフォークの
分解が出来ます。ホンダえらい!)

2003年08月23日
今回使ったシリコンガスケット、他にスプーンとシリコングリース。
直したギア。

あっ!間違えた。
アッパークランクケースを側(上)からネジをはめた時に
ワッシャーが無いと思ったら、こんなとこに締めてました。

新品は外側には折れません。
これを見ても分るように何ヶ所か外に折れています。
クラッチ版をはめようとして折っちゃいました。
ギヤが1コずれてました。
Tマークに合せます。
この状態で1、4番が上死点だったと思います。
2003年08月30日
タペットもついでに合せておきました。
以前、ネジは共回りしないと言ったのはウソでした。
今回はオイルも落ちて、ボルトとネジは共回りしました。
専用工具も持っていないので、
  1. はじめに規定クリアランスより狭いか広いか感触を確かめる。
  2. ボルトを緩めて微調整。
  3. 規定トルクで締めてクリアランスをゲージで計る。
  4. これを何度かやり直して、羊羹を切るようも
    少し柔らかな感じで調整(私は)しました。

なんだかクランク回すのも前より非常に軽くなりました。
以前はACドライブチェーンがかなり抵抗となっていたのでしょう。
ノーマルに戻しただけですが、なんだか走りにも期待が持てます。

次へ続く→