オリジナルケースを作ろう!!

まったく、大の男が裁縫とは、何やってんだか(笑)。
純正本皮ケースがあまりにゴツくて、FinePix700の携帯性を損ねること甚だしいので、オリジナルケースを自作することにしました。いろんなタイプの布ケースから、ゆくゆくは革製まで、究極のケースを求めていろいろと試作してみるつもりです。


キルティング布製きんちゃく袋タイプ Ver.1.0 (笑)

Click Hereとりあえず簡単そうな、きんちゃく袋タイプから始めてみました。キルティング布とは、表地と裏地の間に綿のクッション材がサンドイッチしてある布地のことです。携帯性も大事ですが、本体の保護も一応考えたということで...。このキルティング布はスーパーの裁縫用具売場などで、適当な大きさにカットしたものが数百円程度で売られています。ただし、こういった布地の用途が子どものお弁当袋や、お道具袋のためでしょうか?アニメキャラクターものや、妙にカワイイ花柄しかありません。結局布地の専門店で購入しました。(1mあたり850円)。

このキルティング布は断面から、綿の部分がポロポロとハミ出してくるので、下図(2)〜(3)のようなワザ(袋縫い)を使って、袋の内部に布の断面が直接露出しないように気を付けます。

さて、肝心の出来上がりですが、キルティング地が厚いためか、胸ポケットにラクラク入るというわけにはいきませんが、なんとか入るようになりました。キルティングによる保護効果は「無いよりはマシ」といった程度ですね。きんちゃく袋タイプにしたことによる弊害として、袋の入り口が狭い状態で本体を取り出すと、スマートメディア挿入口の開閉レバーが擦れて動いてしまい、必ずパカッっと挿入口のフタが開いてしまうということがあります。次期バージョンで対策予定(笑)。しかし、なんだかんだ言って、こういう作業も結構楽しいやん(爆笑)。

(1) キルティングの布地を図のように裁断する。

(2) 表となる側を外になるように縦に2つ折りにして、端から2〜3mmの所を縫う。 (3) ぐるりと裏返しにして、今度は端から5mmぐらいの所を同様に縫う。この際、中央の間隔が110mmとなるようにするとFinePix700がピッタリ収まって幸せ(笑)。 (4) もういちど表にひっくり返して、ヒモを通すことになる部分の横の断面を内側に折り返して縫う。 (5) ヒモが通るように、筒状に巻いた状態で縫う。(断面が筒の内側に入るようにする)両側ともできたら、ヒモを通して完成!!


デニム地マジックテープタイプ('98.5.26追加)

きんちゃく袋Ver1.0の反省をふまえて試作したニューバージョンです。本体取り出し時にスマートメディアの開閉レバーの誤作動を防ぐにはやはり横向きに収納するのがいいようです。こうしてみると純正本皮ケースは以外とよく考えられているなぁと感心したりして(笑)。そうです、構造は純正本皮ケースと同じで、材質をデニム生地にして、開閉部をマジックテープ(純正は磁石)でとめるようにしただけです。今回はワイシャツの胸ポケットにスムーズに入ることを目標にしたため前回のキルティング布を使わずに、より薄いデニム地を使用しました。

使用感はなかなか上々です。収納時の大きさは、純正ケース比80%を実現しました(当社比)(^_^;)。本体の傷や汚れ防止にはこの程度の布で十分のような気がします。胸ポケットにも余裕で入ります。撮影時に外したカバーはクシャクシャと丸めてポケットにいれておけるのもgoodです。(純正ケースはとっさの時に置き場所に困る)

なお、製作については、今回は袋縫いもしないので簡単なものです。下図の通りに裁断後、図の左端の断面の折り曲げしろを先に仕上げて、あとは裏向きにして展開図が立体的になるように全体に端から4mmのところをぐるりと縫って(裁ち目かがり縫い)いきましょう。


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