ロイヤルコーチマンを巻く為にウイングを立てる。(パート1)
私の使用フック〜ガマカツ10番です。大きいフライが好きなことと、余り小さいと画像にも影響があると思いましたので・・・。でも、皆さんは、14番がベストだと思います。(大きくなるほどバランスが難しく、マテリアルも多く取れない為)
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タイイング道具の一例です。
右から、ハサミ、ハックルプライヤー、ハーフヒッチャー、ボドキン。 ボビンホルダー、バイスは必ず必要です。スタッカーという獣毛類の先をそろえるやつも揃えると、ほとんどのフライを巻けます。 |
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前回のダッククイルの選び方を参考にクイルを選び根元に近い、最も形の良い部分から、左右ワンペアカットします。その時、芯の所まで長めにカットしてください。
注意!最初から広いウィングを立てようとしないようにしてください。私のは、太いところで幅約5ミリです。最初は3ミリぐらいが良いと思います。 |
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スレットは私は8番を使用しますが、最初6番で練習してください。なれないと、細すぎて、ウィングかスレットを切ってしまう恐れがあり、練習になりません。 下巻きは、シャンクの半分よりアイ側に巻きます。 下巻きは、マテリアルの回り止めですので沢山巻き過ぎないようにしてください。せっかくのドライフライですので、できるだけ軽くします。 |
3 | ![]() 写真の様にウイングの底辺に対して垂直か少し左よりにかけます。写真では指を離していますが、みなさんは、挟んだままです。 |
ウィング材の裏側同士を合わせ、幅をチェックします。違っている様なら、ボドキンで剥がします。(必ず同じ幅にしてください)
この時スレットを掛ける位置は、カットしたウィング材の裏側の光沢部より先端方向にしてください。あまり根元過ぎるとウィングは立ちません。 左手の人差し指と親指の指の腹で合わせ、ウイングのスレットを掛ける位置を挟みます。そして、先ほどの下巻きの上に置きます。 挟んだまま、親指のとウィングの隙間にスレットを入れスレットを引っ張りながらボビンホルダー真上に持っていきます。(この時のボビンホルダーの位置は真上か、少し左よりにし、スレットにも、緩まない程度のテンションをかけます。) *スレットを入れる時の指のテンションは、挟んだままで指の腹のスレットを入れる方向を少し緩めるとウィングを抑えたままで、スレットが入り易い。 |
4 | ![]() ボビンホルダーの位置は、真下です。 |
スレットが入ってボビンホルダーを真上に持ってきたら、同じ要領で人差し指とウイングの間に、スレットを入れます。
挟んだ指の上に、スレットのループが出来たと思います。 この時、先程移動した指の腹の挟む力は、親指と人差し指の接着面を出来るだけ平らにし、挟み込んだスレット部のみ少し緩める感じに保ちます。この感覚を身に付けるまで練習すればかっこいいウイングが作れます。 上記のテンションを保ちながらゆっくり、スレットを真下に引きます。(スレットを切らない程度のテンション) まだ、抑えたままで、スレットを引ききったら、同じく2,3回ウィングを絞ります。 注意!この時スレットを掛ける位置は、一回目より左側に掛けないと、ウィングが変形してしまいます。 |
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このように人差し指で抑えたまま、親指を離して、キチンとウィングが絞れたか、確認してください。
良ければ、第一段階終了です。 *クイルの自己接着力を利用し、指の腹の接着面を平らに、広く作ることができ、更に、テンションのかけ方によって成功するウィングの幅が違います。 練習あるのみ!感覚を身に付けてください。 ウィング1袋3ペアを捨てるつもりで練習してみてください。 |