ゆーあーるえる




                           なんなんだろうか・・・俺もわからない・・・
                                 どう読むのかは、自分で決めてね。俺もわかんなくなったから。
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             たくさんの、バイク乗りがいる・・・
             たくさんのバトルを制したバイク乗りがいる・・・

             ただただ、間抜けなバイク乗りも、いる・・・・・
             このページは、そんなバイク乗りたちの、魂の咆哮を記録したものである。

                ノンフィクションなのか、マイドキュメントなのか、定かではないが、読めば優越感に浸れるだろう・・・


             尚、作者の意向、発表順は全く考慮しておりません。あしからず・・・





         エピソード6(916セナvsRC42) 投稿者:SANDY  投稿日: 6月10日(火)02時01分26秒

         伊豆スカでのこと。

         遠くでパトランプが見えた...車が見えたときにはパトランプは見えなかった。
         「覆面だ...こんなところにも覆面がいるのか〜。」
         そんなことを思いながらの出来事だった...

         一人でぼーっとしていると、以前知り合いになったドゥカ916セナのりの人がやってきた。
         では、一緒に走りましょうって事になり、バトルが始まった...


         「むむむっ速い!」タイヤがひえていたので、付いていくのがやっとだった...
         「帰りの道で(タイヤが温まった頃に)目にものみせてくれる!!」なんて思っていると、
         さっき走っていた覆面らしき車が、前を走っている車の、2台目あたりに見えた!


         僕はそれに気付いて、彼(916乗り)に何とか知らせようと思ったが、
         それもむなしく、彼は追い越し禁止の場所で覆面を抜いていってしまった。
         パトランプが出て、すごい勢いで彼を追いかける!

         まあ、当然、覆面ごときが追いつけるはずもないのだが...
         僕は覆面のあとをゆっくりと進み、彼が逃げ延びることを願った...

         しばらく進んでいると、なんと、そこでネズミ捕り(伊豆スカでやってるとは思わなかった)
         をやっていた。



         そこには、赤く輝くスポーツバイク(916)が悲しそうに置かれていた...

                                    この人は、地獄の使者である・・・まほがに



        奥多摩を駆ける        noritamaster


          "奥多摩周遊道路"ここは近隣の走り屋の集う場所。

          そこの月夜見第一駐車場から山梨県側ゲートまでの下りが、
          俺のホームコース。

          ポケットラジオを胸のポケットに忍ばせ、音楽を聴き、気持ちを昂揚させながら、
          コーナーをひとつ、またひとつと走り抜けていく。


          今日、ラジオから流れてくる音楽はちょっと前の映画音楽。
          俺個人の趣味として嫌いなジャンルではない、好きな部類に入る。

          音楽を聴きながら、フレアラインの入ったデニムジャケットをなびかせ、俺は駆け抜けていく。

          地味なバイクという印象を拭えないRC42だが、
          レプリカ勢と張り合う動力性能、乗り手が纏う派手なジャケット、
          抜きさっていった者達一人々々に、強烈な印象を焼き付けていく。

          
          やがて俺は同じコースを2回走り終わり、3回目に入る状態にいた。
          ラジオから流れる番組もいつしか別なものに変わっていたので、
          俺はイヤホンを耳からはずしエンジンサウンド聞きながら走ることにする。

          しかし、音楽が無くなったせいなのか、2度の走りで気力を使い果たしたのか、
          どうもリズムが悪い。

                「潮時だな。」

          ゴールに着いた俺はこの地をあとにすることにする。

          ふと胸ポケットに手を当てると、入れていたはずのラジオが無くなっている。

                「上の駐車場で落としたのか。」

          俺は急ぎまた上へ駆け上がっていく。
          普段は下りは全力、上りは流して走っているのだが、この時ばかりは上りも全力で駆けていった。

                「・・っ!!」

          ミラー越しに二つ目のレプリカが追い上げてくる。
                「GSXか!!」

          その日一日俺を抜き去ったバイクは一台も無かった、
          奴はそんな俺を意図も容易く抜き去っていった。

          「旧ファイアーブレードだ!」

          俺はさらにペースを上げる。
          しかし、上りでは車両重量、パワーの差が歴然と現れる。
          まったく追いつけない、奴は遥か彼方へ消えていった。

                「ちっ!!」

          仕方が無いと言えば仕方が無い事なので諦める、負けカウントには入れない。

                「んっ!?」

          ふと見ると道路のど真ん中、中央分離帯に俺のラジオが転がっている。
          走っているときに、ばたつくジャケットから落ちたのだろうか。
          道路の前後を確認し、Uターンをする。

          このラジオは北海道を旅した時にも持って行った俺のもうひとつの相棒。
          結構良い物だし、思い出の品でもある。
          電源が入るか確認。大丈夫だ。
          100Km/h以上のスピードで転がったはずだが壊れてない。

                 「よし!」

          俺はそれをポケットにしまうと今来た道をゆっくりと、下っていった。

                 「・・っ!!」

          俺を抜き去る一台のバイク。先ほどのファイアーブレードだ!!

                 「下りなら負けない!」

          俺は奴を追いかけ始めた。
          そう、下りは車両重量、パワーの差はある程度帳消しに出来るのだ。

                 「よし!」

          いい感じだ。先ほど手も足も出なかった奴だが、今は追える!!
          コーナー脱出速度は奴の方が速い。しかし、コーナーへの進入速度は俺の方が速いのだ!!

          長いストレートでも奴の加速力は如何せん発揮されていった。
          コーナーだ!コーナーで追い詰めろ!!フルブレーキ!バンク!

          "バイクは腰を使うんだ!"    あの人の言葉が脳裏をよぎる。

          そうだ!腰だ!     俺は腰を使い、肩をイン側へ入れていく!!

          奴に近付いては、離される。柔と剛の面白い勝負だ。

                「好敵手だ。」

          俺は奴にそんな印象を抱く。奴は俺をどう思うのだろう。
          俺はそんな事を考えながら走り抜けていく。結局奴を抜くことは出来なかった、

          しかし悔いはない。

                「引き分けだな。」

          自分でもいい勝負だったと思う。
          最後の最後でいい好敵手にめぐり合えた。


          さあ引き上げるかと思い。
          ふと胸ポケットに手を当てると、さっき拾ったはずのラジオが無くなっている。

                 「・・っ!!」

          俺はまた上へ駆け抜けていった。
                              この人は、危ないね。なんとなく・・・俺は好きだけど・・・・・こういうノリの玉・・・まほがに




         エピソード7(ライバル) 投稿者:Sandy  投稿日: 6月18日(水)00時53分58秒


      奴と出会ったのは仕事帰りの1号線!
      のんびりと走っていると、ものすごい轟音とともにマイガンマを抜き去っていった・・・
      「おっ、やる気か??ムフッ♪」当時の僕は若かったのだ・・・


      おっ!コーナーもなかなかのものだ!!
      と、ところが!そのバイクはなんとワルキューレ。
      あの重い車体をよくもここまで操れるものだ...(感心!)

      信号で並んで確認すると、かなりのカスタムが施されていた。
      「かっこいい・・・こんないじりかたもあるのか・・・」
      彼には今まで出会った強者とは違うオーラが見えた(いや、ほんとに)

      ロケットダッシュはガンマとは比べ物にならない。
      しかし、ガンマの軽快さを生かし、
      「ふっ!俺の相手ではないな。」と思い、軽く手を上げて、決着をつけた...

      僕が手をあげるのは相手への賛辞だ(笑)

      それから、まもなくMr.バイクで、まさにあのワルキューレを発見した!
      早速、友達に電話。

      「バトルしたワルキューレがMr.バイクに載ってるんだよ。
      しかも、見開きで!
      結構速かったよ〜!まあ、僕の相手ではないけどさ♪
      なんか、ライダーもでかでかと載ってるんだけど、奴は大したことはないぜ!」
      なんて、たわいもない話をしていたのだ!!

      その次の日、友達から電話があった。

      「あの人は○本さんだよ!」
      僕は、知り合いか?と思ったが、けっこう有名な人らしい・・・
      僕は全く知らなかったのだが・・・

      それから、その人をテレビや雑誌で見かけるようになった。
      「そうか、相手にされていなかったんだな!!」と思ったが、
      僕は彼をライバルと呼ぶことにした!

      辻本 聡!彼は永遠のライバルだ!!
      奴は大したことないけどね(笑)


                                             無知と鞭は、すごく頼もしい・・・・・まほがに





      エピソード8(肉弾戦) 投稿者:SANDY  投稿日: 6月18日(水)23時49分34秒


          さっきね、自分の部屋(2階)からバイクの方を見たらね、人が歩いてきたの。
       そして、バイクの横で立ち止まったの。

      むむむむっ!奴か!!
      とうとう、盗人が...

      それでね、急いで戦闘準備!!
      なんか道具でもあれば良かったんだけど、逃げられてしまうと思って、
      肉弾戦でいくことに決めたの。

      一呼吸おいて、玄関まで行って、もう一呼吸してから玄関を開けたの!!
      そしたら、それらしき人物の姿はもうなかった...

      きょろきょろ探してみたら、ちょっと遠くに犬の散歩をしていた人がいた...

      「違った...」

      正気に戻ってみると、心臓がドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ

      なさけないね(笑)

                                       芝居の練習って、こんな感じなんだろうな・・・まほがに




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