アメリカ合衆国ネブラスカ州・オマハ市の紹介

2006年8月オマハ市姉妹都市協会が姉妹都市交流について4つの大きな賞を受賞しました。
(そのうち4つは静岡市との交流に関するものでした)ここをクリックしてみてください。


(以下のオマハ市に関する紹介の黒太字の部分は静岡市国際交流協会からいただいた資料を参考にしています。)

オマハの姉妹都市 (日本)静岡市1965年(昭和40年4月1日・旧静岡市時代)〜オマハの姉妹都市の中で一番長い関係。市民や青少年や教員等の相互の訪問を活発に行っており、1996年その30周年を祝って、その記念に静岡市側から日本庭園の設計図が寄贈された。
その後、市民から寄付を募り、2005年(姉妹都市40周年)にはオマハ植物園内に駿府御門を含む日本庭園が建設された。 

(ドイツ)ブラウンシュヴァイク
(リトアニア)シャウレイ
(アイルランド)ナース

(メキシコ)ハラーパ
オマハの名産品 オマハステーキ(オマハ牛)を始めとする肉牛の家畜と食肉加工/コーン
オマハの名前 市の名前の由来はアメリカ先住民の一部族オマハ・インディアンから来ている。
オマハの位置 アメリカのほぼ中央・北緯41度15分38秒、西経96度0分47秒・ネブラスカ州の東端・アイオワ州との境に位置している。
ミズーリ川に隣接。
オマハの面積 総面積290 km2  最高地点381m
オマハの人口 367,379人(2000年1月) アメリカで45番目に大きな都市 ネブラスカ州では最大の都市
オマハの人口密度 約1,300人/km2
オマハを含む
広域都市圏
都市圏人口は81万人以上
ダグラス郡  サーピィ郡  ポタワタミー郡  カス郡  サウンダーズ郡  ワシントン郡 ハリソン郡  ミルズ郡 と3つの郡 -- ハリソン、ミルズ、及びサウンダーズ を含む。
オマハの気候 平均気温:1月が−6.6度  7月が25.4度
夏は蒸し暑い日も多く、冬は寒く積雪もある。
米中西部は竜巻(トルネード)の多発地帯で風速90メートルにも達する大竜巻もあり、被害が出ることが多いので平屋の家が多い。
多くの家に「竜巻時の避難用」として地下室がある
オマハの産業 農業を主体としているが、その他の経済活動も活発に行われている。市政施行当時から家畜産業を中心に発展し、現在も食物加工業は経済の中心を占めている。また、アメリカの主要な穀物市場の一つでもある。
世界の主要な冷凍食品会社の一つであるコンアグラやフィーチュン500グループの数社が本部を置いている他、32の保険会社が進出している。

1860年代より、西海岸への大陸横断鉄道であるユニオン・パシフィック社の東部起点となり、現在6の本線と支線がある。
また、市政施行当時から、電報システムの中継基地が置かれ、通信関係27社が進出しているため、”世界のフリーダイヤルの首都”と呼ばれている。
オマハの主な施設 フラナガン神父の”ボーイズタウン(少年の町)”   ジョスリン美術館   オマハ劇場   ヘンリー・ドゥーリー動物園  
世界ロデオ選手権や競馬が開催されるアクサーベンなど
オマハの生活状況 犯罪率が低く、安い物価と生活水準が高いことで知られる
人種構成 白人約8割、アフリカン・アメリカン約1割、ネイティブ・アメリカン、アジア、太平洋諸島系、その他の人種も暮らしている。混血もいる。ここの人口の1割弱はヒスパニックまたはラテン系である。キリスト教徒が約9割。
世帯構成 全世帯のうち、約3割が18歳未満の子供と一緒に生活していて、約4割は夫婦で生活している。
約3割は1人以上の独身の居住者が住んでいて、約1割は65歳以上で独身である。
放送局 KMTV Ch.3 -- CBS系列
WOWT Ch.6 -- NBC系列
KETV Ch.7 -- ABC系列
KXVO Ch.15 -- carries WB 及び Pax TV プログラム
KYNE Ch.26 -- PBS系列;ネブラスカ ETV ネットワークの一部
KBIN Ch.32 -- PBS系列;アイオワ公共テレビジョン・ネットワークの一部;licensed to Council Bluffs
KPTM Ch.42 -- Fox系列
新聞・雑誌 オマハ・World-Herald (主要なローカル新聞 )
Midlands Business Journal (ローカル経済新聞 )
オマハ・スター (オマハの歴史的なアフリカン・アメリカン人向け新聞 )
オマハの有名人 俳優ヘンリー・フォンダ
ビル・ゲイツに続くアメリカ第二位の資産家として有名なウォーレン・バフェットの出身地であり邸宅がある
ジェラルド・R・フォード元大統領
オマハの大学 ネブラスカ州立大学(フットボールがとても強い。)
クレイトン大学(イエズス会系の私立総合大学。大学院併設。)
医科大学、多くの施設を擁する教育センターなど多数の教育施設があり学園都市としても有名。
オマハの歴史など ミズーリ川の西岸に位置し、ゴールドラッシュの頃から交易拠点として栄えた。
ユニオン・パシフィック鉄道の開通により、交通の要衝として発達。
今日では周辺の農業や畜産の拠点になっていて、ここで生産される肉牛は「オマハステーキ」として全米だけでなく、世界の食肉業者間で有名。
オマハ牛は全米屈指の高級ブランドで、酪農、畜産加工などの食品工業が発展している。また、IT関連産業の進出も見られる。

オマハ市は、1854年に市政施行。
オマハ市を設計したのはフェリー会社で、最初はオマハに居住を希望する人に無償で土地を提供。
1854年から1867年まではネブラスカ准州の州都となったが、ネブラスカが州に昇格した1867年に州都はリンカーン市に変更.

オマハと言えば、冷戦時代(1948〜)には同市の郊外に米戦略空軍(SAC)の本部が置かれていた。
(今では冷戦勝利を記念して戦略空軍博物館が設けられており、B52など歴代の米戦略爆撃機などをみることができます。)
今はオマハ近郊に全世界に展開した核部隊を統率する戦略空軍地下司令部がある。

アメリカ最初の大陸横断鉄道を完成させた会社ユニオン・パシフィック鉄道の本社ビルがある。

オマハは大陸横断鉄道の重要中継地点である。また古くから全米の電報システムの中継地点だった。
今は光ファイバー線の中継地点(光ファイバー線がもっとも数多く集中して交錯する地点)へと移り変わっていて、数多くの通信会社が社屋をおいている。

米語の「標準語」が話されている地域。ニュースキャスターの出身地が“MID WEST”に集中しているのもそのため。
外国人が英語を学ぶのに最も適した米語が話されている地域。
オマハを
舞台にした映画
アバウト シュミット」(主演:ジャック・ニコルソン)2003年米映画・保険会社に長年勤めたシュミットが主人公の映画
ネブラスカ州について 面積:200.358平方q  (日本の本州程度で全米50州中16位)
人口:約174万人(全米38位)
州都:リンカーン
ネブラスカ州 はアメリカの中部の州で、州の北はサウスダコタ州に、東側はアイオワ州とミズーリ州に、西側はワイオミング州とコロラド州に、南側はカンザス州に接している。東側の州境にはミズーリ川が流れている。
州都はリンカーン。最大の都市は州の東端にあるオマハ市。
アメリカ全体のちょうど真ん中あたりにあることから「Heartland of America」などと呼ばれることもある。「
州の大部分は平らなグレートプレーンズで、西部にはチムニー・ロツクなど巨大な岩がある。
ネブラスカの名前の由来は、現地のインディアン、オマハ族の言葉で「浅い水」に由来する。

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(ネブラスカ州の歴史)
1763年(パリ条約)以後・スペイン領
1800仏領ルイジアナ
1803年 フランスがルイジアナを米国に売却、米領ルイジアナへ
1804年 ルイス、クラークが率いる米国探検隊がネブラ スカの地に足を踏み入れる
1812米領ミズーリ
1854年 米国議会でネブラスカ地方(現在のモンタナ州 の一部、ノースダコタ、サウスダコタ、ワイオミング、コロラドの各州を含む)の一部として認められる(米領ネブラスカ)
1867年 米国第37番目の州として認められ州成立
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日本は最大の輸出相手国であり、対日関心も高く、経済、文化、姉妹自治体関係などで相互交流が活発に行われている。
主要輸出品目:農畜産物、化学品、運搬器機、コンピュータ・電子機器
日系企業の進出状況は2004年で10社
ネブラスカ大学言語学科には日本語講座が開設されており日系企業(川崎モーター)の寄贈により主に日本の図書を集めた「川崎文庫」もある。
また、オマハ市には日本語補習校も開設されている。

ネブラスカ州は、全米第3位のトウモロコシをはじめ大豆、冬小麦等の生産が盛んで、豊富な飼料穀物を利用した畜産も盛んである。
農作物輸出額では全米5位で、農業は経済の主要な支えとなっている。食品加工も最大の産業になっている。また、機械、農機具の生産及び運輸業も盛んである。
ネブラスカ最大の都市オマハでは保険業も盛んである。

アメリカ最後のカウボーイ、バッファロービル・コーディーはネブラスカの英雄

日本とネブラスカ州の自治体間には3つの姉妹自治体関係がある。

(表内の太字でない数字やデータはインターネット百科事典とアメリカ合衆国統計局の統計に関するページ等を参考にさせてもらいました。)

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