アテルイ感想その2
8月22日 昼
 一度舞台すぐそばの席で見たら、どうしても今度は離れた席で舞台全体を見てみたくて、二度目行ってしまいました。そうしたら一度目と違う所が結構あったので、自分の覚書がてら書いてみます。
←じゅんさんのアドリブがぶり寄りに負けてとうとう子守唄(!)を歌わされ、舞台に突っ伏し立ち直るのに5秒ほど要して満場の喝采を浴びる田村麻呂サマ(^^)。
そしてその間後ろに座ってる飛連通。微動だにしません。慣れっこなのね、こんな攻撃は…。とてもきちんと座っていました。いつもきちんと座るよねこの人は。きちんとね。
 まず、全体に6日に見た時よりこなれた感じでした。特に布留部と御霊御前がのびのびしてて全然いい。西牟田さんは夏風邪か疲れが出たのか声が死に死にでしたが、体が超柔らかいことを発見。そめちゃん(笑)も疲れてたかもしれませんが、抜きつつ休みつつ決め所は決めるというプロの技を見せていました。水野美紀ちゃんはずっとよくなってました。冒頭いきなり靴を飛ばしてメタル君が(多分)拾って投げ返して、それをずっと手にぶら下げて芝居をしておりました(^^)。いつ履くかと思って注目してたのに(<イジワルです^^)田村麻呂登場シーンの花道に気を取られた隙に履かれてしまったようです。やるな、水野美紀。飛連通の台詞の言い方などにも工夫が。前は割と流れの中でさらっと言われてた台詞が(主に「名前」関係の(笑))、ゆっくりになってたり間があったりで効果的になってました。飛連通といえば、6日にはあったあごひげがなかったです。よかった、これでヒゲ眼鏡3連チャンにならないですむわ…そうじゃなくて、あごひげはどうやら最初の頃にしかなかった模様。一体どんな心境の変化があったのでしょうか飛連通に。萌え。だからそうじゃなくて、ヒゲとかメイクとかの顔の作りは役者さんが決めるのかな演出が決めるのかな。それともキャラデザのうちで竹田さんが決めるんでしょか。やっぱり両方ヒゲのキスシーンはまだ描いたことがないのでそれは置いといて!
 大きな違いとしては、アケトがアテルイとともに都に引っ立てられて行くシーン。アザミがアケトに娘二人の髪の毛を渡すという演出が。これ前は無かったです。ここはこれでぐっと良くなったと思います。細かいとこでは鮭が(笑)。前は飛連通が得意げにぶら下げていたけど、今度は布留部が持ち上げていました。戯曲では田村麻呂が持ち上げることになってる。だんだんに変わっていくのですね(^^)。翔連通は死ぬときに「飛、連、つうっ…」と縋るような一声。無かったですよー、前はー。やめてください顔が笑うじゃないですか。三本刀になったときの下向いてぶうぶう言ってる翔連通が可愛いです(^^)関係ないですが、田村麻呂サマの「どこへでも行け…但しヤツは強いぞ」のセリフって文字通り「逝ってよし!」ってことですよね。ね。
 じゅんさんのアドリブは益々過激に(^^)。千秋楽ともなったらどこまで壊れるか見たかったです。田村麻呂の反撃はあったのか?!また飛連通は一度くらい突っ込んだのか(笑)。アドリブといえば河野さんの「海は死ーにまーすか」健在。ていうか前より堂々と花道から歌いながら出てきてるし。その後山の端から下を見下ろして驚いた芝居をして「もう走らなくていいんだよ、知美ちゃーん!」と。前日が24時間テレビでしたね(^^)。右近さんはどつかれたり切られたりする度に「でもちょっと気持ちいい…v」と。さすが変態オカマ野郎と言われつづけて13年(The Vampire Strikes Rock).。実は一番違う席から見たいと思ったのは右近さんの随鏡の亡霊だったんです。目の前で見ると物凄くコワイんだけど(^^)遠くだとどうかなあって。花道から右近さんがせり上がってくるとこは面白いと思ったけどやっぱり近くで見た方が怖かったです(^^)でも、照明が綺麗だった。あと、アケトと蛮甲の最後のシーンの、蛮甲の動きが変わってました。前はゆっくりで今度はバーンって感じ。どっちも良いです。
 お話が面白いのが分かってたのでなんだか安心して見られました。(ええ、いつもは安心して見てないんですよ(笑))今度からは顔が見える席と全体が見える席で二度見ようと固く決意。ホントは何度も見たいですけどね、キリがないでしょ、それやってると。今回も千秋楽を狙いそうになりましたが(笑)。照明とか、幕に映像映す効果は離れて見ないとわからない感じです。でも後ろの方の席はやはり音が肋骨に響いて苦しい;今回は歌が少なくて助かったかも;;体調管理していかないとあかんかもしれないです<コミケじゃないんだから そんなウルサイ芝居なのに客席に歩くのも覚束ないおばあさんがひとりで来ていました。誰のファンだろう;そめちゃん?
 技の名前を確認したくて初めて戯曲を買ってみました(「蝦夷飛翔の舞」でした。切ねえ…。そんで飛連通が一生懸命考えた二人の必殺技名は「双鬼鎮刀客」でした)が、細かい言葉のギャグまでほとんど本に書かれててちょっとビックリ。まさか台本に「カーメカメカメ」って書いてあるとは思わなかったよ…。ああいうのは演出でいのうえさんが作るのかと…。
 そんな感じの二度目のアテルイだったのですが、1回目の翌日は粟根さんの誕生日で、お誕生日企画があったそうで。粟根まこと38歳メチャメチャかわいかったそうで!見たかったよーん;;やっぱりお誕生日にすべきだったか…。ち。

そんなことでございました。どっとはらい。
 
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