さて、2日目は恐怖の・・・じゃなくて、お楽しみの縄文杉登山です。
朝の5時にホテルを出発し、バスに揺られる事30分。
荒川登山口に到着です。街灯もなく、あたりは真っ暗。ヘッドランプと星明りだけが頼りです。

トイレは荒川登山口と、大株歩道入り口と、縄文杉(から、ちょっと離れた場所)の3ヶ所のみなので、
ここでシッカリ済ませておきます。

私達は1班8人に、ガイドさん1人が着きました。なかなか男前のカッコイイ若いにーちゃんです。
彼の言うとおり柔軟体操をし、それから、出発です!!
自分の力で歩けるのか、不安が膨らみますが、ここまで来たら、やるしかない!と気合を入れます。

最初の3時間は、ただひたすらトロッコ道を歩きます。
トロッコ道って、つまり線路なわけですよ。
写真みたいに、木道が施してあれば歩きやすいですけど、
最初の方は枕木の上を歩くので、転びそうで怖いです。
下ばかり向いていて首が痛くなりました。
景色なんか見る余裕ありません。
わき見してたら、枕木に足をとられて捻挫しそうなんですもん。

しかし、このトロッコ道、最初はイヤでイヤでたまらないのですが、その内、心が無になっていきます。
ほとんど変わらない景色(線路&枕木&木道)を延々見ているうちに、すーっと邪念が振り払われていきます。
邪念や煩悩がありすぎてお困りの人には、トロッコ道は精神修養にいいですよ。
心を無にして歩くというのは、何だか体の中からスッキリしてくるんです。

ボケてしまってますが、ガイドさんの説明によると、
シシガミ様だそうです。
いや、もちろん本物じゃなくて(当たり前だ)、
シシガミ様に似てますよね?って言う事です。

言われてみれば、でいだらぼっちに変身中のシシガミ様に見えないこともないです。

でも、私は巨大なナナフシに似てると思いました。
そんなことを言うのは夢がないですか。