■ ドメーヌ・タンピエ

国:フランス
地域:プロヴァンス
品種:ムールヴェードル、グルナッシュ、
   サンソー、カリニャン混醸

生産者:ドメーヌ・タンピエ

購入価格:\2,500.- (税抜)前後

輸入元 :出水商事(株)TEL 03-3964-2272



そろそろ空にも秋の気配。けれど時折残暑もまだまだ・・・。
しっかりした赤ワインを楽しむにはまだ少し早いかな。
そんな季節にドライ(辛口)なロゼはいかがでしょう。

ワインの「色」は、使用されるブドウの「色」に関係します。多くは、白ワインは白ブドウを、
赤ワインは黒ブドウを使って作るから。では、ロゼは?基本的には黒ブドウを使って
赤ワインと同じ過程を経ますが、ほんのり美しいバラ色になった頃合に、色付くもとの
果皮や種子を取り除き、残りの果汁だけを発酵させる事によって「淡い色」となるのです。

ロゼワインが有名なのは、主にローヌ地方やプロヴァンス地方などの「南仏」と呼ばれる地方。
(北の地方にもロワール地方のアンジューなど有名なものもありますが)

今回、御紹介するのは南仏・プロヴァンス地方の「バンドール」という地域のもの。
地中海性気候に恵まれ、ブドウ栽培に適した地です。それは「バンドールには
オフヴィンテージ(あまり芳しくない収穫/製造年)が存在しない」と言われるほど。

そのバンドールにおいて、とても有名な造り手「ドメーヌ・タンピエ」のロゼを御紹介します。
近年では「バイオダイナミックス農法」を取り入れ、ブドウ樹の剪定やワインの瓶詰めを
「月の満ち欠け」のリズムに準じていたり、より「自然」に寄り添ってワイン造りを行っています。

少しオレンジがかった色合いのロゼ。柑橘系の香りとドライ・チェリーのような
少し「スパイシー」な香りも合わせもっており、seiがテイスティングした時は
柔らかさとシャープさを合わせ持った口当たりの後、かすかにグレープフルーツの皮の
「白い部分」のような少しの「苦味」も感じられました。(イヤな苦味じゃないですよ!)

香りを楽しみ、苦味をあまり感じさせない為にも「冷し過ぎ」に御注意。
白ワインより少々高めの温度、9〜11℃あたりが適温。氷をたっぷり入れたワインクーラーに
肩までドップリつけたら10分程でよいでしょうか。

seiの御紹介写真は1996年のものですが、現在では2000年のものが手に入りやすいかと思います。

ロゼは幅広くいろいろなお料理に合いますね。定番マリアージュとしては、プロヴァンスの代表料理
「ブイヤベース」ですが、seiは中華やエスニック料理とも相性がいいなって思っています。



seiが合わせたお料理は・・・

夏の疲れが胃にもきていませんか?
そんな時、ドライロゼに合う
エスニック料理から、定番の生春巻を。

本来は、香菜(シャンツァイ)やニラを
挟みますが、あまり風味の強すぎるものは
ワインの味わいを消してしまうので
大葉にしてみました。
二種のタレはどちらも相性good。

もっとしっかりした味わいのものがお好みの方は
海老チリなんかも合いますよ♪

  作り方はこちら!





 

ロゼのワインを楽しみながら、seiが聴きたいのは
久しぶりに私に「!」な音をもたらしてくれた
「押尾コータロー」のアコースティックギター。

2002.7にメジャーデビューを果たした彼。
最近ではいろんなタイアップ曲に使われているので
耳にした方も多いかもしれませんね。

押尾さんの音には「情景」が見えます。
それが、赤ワインでもない、白ワインでもない
「ロゼ」という、「ニュアンス」のあるワインに
合う気がして・・・。

ドライでもスウィートでも、自分なりの色に漂える
ワインと音で心地良い時間に酔いしれてみませんか?

 

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