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春のウキウキする気分に合せて「カジュアル」だけど「リッチ」な一本をセレクトしてみました
今回、御紹介するブドウ品種のメインはサンジョヴェーゼ。
イタリアワインの代表的品種です。皆さんは「キャンティ」というワインの名前を聞いたことがあるのでは?
これはキャンティという土地で造られるワインの名前で、サンジョヴェーゼは
その代表的なブドウ品種なのです。サンジョヴェーゼの特徴として「サクランボのような果実味」や「スミレの香り」なんて
いわれることから想像して頂けるように、とてもフルーティーで豊かな味と香りが楽しめます。若いサンジョヴェーゼはキャンディのような香りがして色も薄く、「軽やか」な印象。
今回のワインはこれにメルロやカベルネソーヴィニオンというブドウが加わることで
「厚み」も加わりカジュアルなのにリッチという非常に良いバランスに仕上がっていると
思います。最近、サンジョヴェーゼにメルロやカベルネソーヴィニオンを加えるスタイルが多いように
思います。相性が良いのでしょうね。さて、今回御紹介するブランカイア トレですが、「TRE(トレ)」とは「3」という意味。
ブドウの品種がサンジョヴェーゼ、メルロ、カベルネと三種類使用していること、
キャンティ・クラシコ地区の3つの畑から収穫したブドウをしようしていることにも
よっているそうです。非常に香り豊かで「渋み」などはほとんど感じません。けれど、若いキャンティに時々感じる
とがった感じの酸味やシャバシャバしたような感じも一切なく、厚みはあるのに重たくはない
とても飲みやすくて、そして少し感じる樽の香りが心地よい余韻をもたせてくれます。
グラスに注いでしばらくすると、とてもよい香りがたってくるし、春の暖かい陽射しのもと
ゆっくりお喋りに花を咲かせながら大切なひとたちとのテーブルにのせてほしいなと思える
ワインです。2005.4.3
seiが合わせたお料理は・・・
サンジョヴェーゼの軽やかさとメルロやカベルネの果実味の 軽く煮込んだだけなので、ソースの味わいも軽やか 簡単で「カジュアル」なのに「リッチ」。 今回選んだワインと共通のイメージです。 |
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