材料 |
○40センチ水槽
○板(水槽のフタになるくらいの大きさ)
○ヒヨコ電球(60W) ※ペットショップやホームセンターで売ってます。(=保温電球)
○電球用ソケット(板付け用)・コード・プラグ
○サーモスタット(熱帯魚用の安価な試験管型でじゅうぶん。最近は扱っている店が少ないようです。)
○温度計
○餅網(水槽に入る大きさ)
○お皿(水槽に入るもので大きいほうがいい)
○古タオル
○ペットボトル
○新聞紙
○セロテープ・ガムテープ
○ダンボール(冬場)
○おっと、肝心なものを忘れた・・・有精卵も必要です。 |
40p水槽
保温電球60W
温度計
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下準備 |
○板の中央に穴をあけ、電球用ソケットをつける。(コードは裏からだしてプラグをつける)
○ペットボトルを1.5〜2センチくらいに輪切りにしたものを5〜8個くらい作っておく。(厚みは揃えてください)
○直径1センチくらいに巻いてまるめた新聞紙を直径10センチくらいの輪にしたものを作っておく。
○古タオルをお皿の大きさに丸く切ったものを用意しておく。 |
下準備
その2 |
○お皿の中央に新聞紙の輪をセロテープでとめる。その上に丸いタオルをのせてテープでとめておく。
○ソケットの板の隅にサーモスタットのコードが通せる切り欠きをつくっておく。 |
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設置 |
○水槽の底にペットボトルで作った輪を並べる。できるだけたくさん。(餅網を浮かせる台ですね)
○その上に餅網をのせる。
○その上にお皿を置く。(新聞紙の輪とタオルがついたお皿です)
○お皿の中央にサーモスタットを置く。
○サーモのコード類をガムテープで水槽の側面に固定する
○水槽の底に1センチくらい水をいれる。(餅網の上まであふれないように)
○お皿の上(新聞紙の輪の外側)に卵を並べる。尖ったほうを中央にむけて放射状に。
お皿の周囲の傾きが絶妙なわけですね。各卵と電球との距離も一定になります。
○温度計を卵の上部の温度がわかるように置き、サーモに電球つきのフタのコードとつなぐ。
○フタをして、サーモの電源をコンセントに差し込む。
○サーモを卵の上部表面温度が38度になるよう設定する。
(試験菅式サーモは「試行錯誤」で調整しますのであらかじめダミーの卵で
サーモの設定を見つけておいたほうがいいかも知れません)
○はい、これで完成&孵卵器の稼動です。21日後にヒヨコが孵ります。 |
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ここからが
たいへん |
○最初は頻繁に温度をチェックし、サーモの設定を安定させる。
慣れれば卵を握るだけで適温かどうかわかるようになります。
○6時間おきに転卵する(卵をひっくりかえす)。忘れると孵化率が低下する。(私も時々忘れますが) |
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チェック
しましょう |
○加温開始後5日〜1週間目くらいになると、発生のチェックができます。
暗いところで懐中電灯を当てて光に透かして見てください。
普通の卵と変わらなければ無精卵です。捨ててください。(発生している場合は・・・わかります)
○無精卵や中止卵、悪臭を放つ液体がにじみ出てきた場合などはすぐに捨てましょう。(腐敗しています)
割れたり爆発することもあります。(掃除がたいへん) |
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そろそろ
孵るころ |
○20日目頃に水槽の水を抜いてください。生まれた雛が濡れたら生命にかかわります。
底には新聞紙でも敷いておきましょう。フンで汚れたとき掃除が簡単です。
乾燥が心配ならば濡れたティシューを漬した容器でも水槽の隅に置いておくこと。
(この容器は雛が生まれてからの水飲み場にもなります)
○最後の数日は転卵はいりません。温度も少し(1度くらい)低めのほうがいいみたい。 |
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孵った! |
○耳をあてれば中からピヨピヨ・・・やがて卵に穴が開きます。
○穴が開いてから24時間は絶対に殻をむいてあげたりしないこと。まだ内臓が露出状態です。
○生まれたばかりの雛は水・餌ともに不要です。
適当に餌を周囲に撒いておけばやがて食べ始めます。
○普通、21日目に孵るのですが2〜3日あるいは5日以上遅れてという話も聞きます。
1週間くらいは孵らなくても様子を見られてはいかがでしょう、それ以上は・・・なんとも。 |
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その他の
注意 |
○孵化途中に作業などで10分や20分卵が冷えても大丈夫です。心配いりません。
○冬場の寒冷地では水槽+60ワットのヒヨコ電球では温度が維持できません。
水槽の周囲(できれば底も)にダンボールを巻いて保温してあげましょう。
○孵った雛はまだ自力で体温が維持できません。
そのまま水槽で飼いながら20日くらいかけて徐々に温度を下げ慣らしていきます。
温暖な季節(あるいは冬でも室内温度くらい)ならば生後20日もたてば保温は不要になります。
○電球と卵の距離は底に並べるペットボトルの輪の厚みで任意に調整することができます。 |
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