蒸気パン(ポッポ焼き) Steam bread "Poppo-yaki" 新発田市
小麦粉、水、黒砂糖、炭酸、ミョウバンをこね、専用の焼き器で作る長さ12cmほどの棒状の焼き菓子。 新潟県下越地方に特有なもので、縁日や祭りの屋台で販売され、行列ができるほどの人気ぶりだ。明治終期のころ、新潟県の北部に位置する城下町「新発田市」で、いわゆる町民の焼きねり菓子として考案されたものが発祥と言われています。 「カマ」と呼ばれる銅製の四角い箱にガスか炭で火をおこしたところに、タネを入れた焼き型をかけて焼いたものである。カマには小さな煙突がついていて、そこからもくもくと絶えず湯気が出ている。「蒸気パン」という名前がついた由縁である。ただし蒸気は焼き器本体を炉熱からまもるラジエータから発生したものであり、蒸気で生地を蒸し焼きにしているわけではない。近年では蒸気の出ない焼き器を使用する業者も見られる。 1965年頃から、新発田市では「蒸気パン」と呼ばれることが多いが、それ以外の地域では、「ぽっぽ焼き」と呼ばれることが増え始め、1970年頃には、ポッポ焼きが主流の呼び方になっていった。 名前の由来として、 ・焼き器の蒸気口に笛をつけポーポーと鳴る音で客寄せをしたことから。 ・蒸気が上がる様子が蒸気機関車(ポッポ)に似ていることから。 など諸説ある。 🔶〔所在地〕 新潟市、新発田市などイベント会場
🔶〔常設店舗〕 |
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