高さ38.1m、幹囲8.62m、魚沼地方最大の杉で、推定樹齢は800年といわれています。 御神木として崇められ、刃物をあてることはなく、古いお札は表皮の割れ目に差し込み、落ち葉は燃料などにはせず根元に返しておきます。※ストリートビュー 神社の社殿は2004年10月23日の新潟県中越地震で倒壊。真新しい二社大明神の石碑に、小貫集落が中越地震の影響で、平成19(2007)年11月に閉村したことが記されている。 今なお成長を続けている大スギが、かつての集落の在りかを伝えています。
≪現地案内看板≫
県指定文化財天然記念物 小貫諏訪神社の大スギ 昭和五十三年三月三十一日指定 小貫集落の象徴ともいえるこの大スギは、高さが三八・一メートル、目通り周囲八・六二(直径二・七五)メートルもあり、魚沼地方では最大のスギの巨木です。枝張りは東西約二二メートル、南北約二六メートルで樹の勢いはきわめて盛んで毎年成長しています。 この大スギの樹齢は、およそ八〇〇年と推定されています。言い伝えによりますと、集落の開発に関係があり、庭野、春川両氏の先祖が赤倉からこの地に移り住んだ時に植えたものだといわれています。 この大スギは諏訪神社と共に地域民の信仰の対象になっています。「ナタいらずの木」とされ、決して刃物は当てないし、正月のシメ飾りはスギの根元に、古いお札はスギの表皮の割れ目に差して納めます。また、落ち葉は掃き集めて根元に返しておきます。 十日町市教育委員会 小貫諏訪社の大スギ ![]() ![]() |