黒埼茶豆 Kurosaki tea beans 新潟市
現在「新潟茶豆」として流 通している茶豆は、新潟県西蒲原郡黒埼町(現在は新潟市小平方)の小平方(こひらかた)の地域で栽培されていたものが元祖です。 昭和の初期に新潟市小平方地区の農家の娘が山形県鶴岡市へ嫁ぎ、茶豆の種子を譲り受け栽培したのが始まりといわれています。 長い間、小平方地域で門外不出で栽培されていた伝統の品種。戦前戦後と、新潟の本町市場へ売りに出され、消費者の情報交換の中から品種固定されてゆきました。今でもえだまめは「小平方 茶豆」でなければ、、という根強いファンは多いといいます。 転作の強化とともに、昭和60年頃から本格栽培が始まり、この優良品種を町全体の特産に育てようと地元黒埼町農協(現在越後中央農協)や普及所などで選抜、 こだわりの栽培技術で一層の品質向上を励んでいます。また、「黒埼茶豆」として新潟はもちろん京浜市場へと販売を始めました。 平成16年(2004)の枝豆作付け戸数は約350戸、面積は約240haで、その内の約120haが、「くろさき茶豆」です。 外見は普通の枝豆ですが、ゆであげると、さやを覆う細かで短い薄毛と実を包む薄皮が茶色ですぐわかる。香りが高く 特にゆでるとき、その芳醇で甘い香りが家中に広がります。実を口中に弾き入れると、香りが口一杯に広がる。かむと甘さがじわっとくる。鞘薄皮が茶色です。そこから茶豆となったのではないでしょうか。 アミノ酸、糖分がたっぷり含まれ美味しいことが特徴です。茶豆は糖類の中の成分がほかの品種に比べ特に多く含まれ、抜群に美味しい秘密となっており、甘み・風味の良さで高い人気を得ています。 新潟の枝豆(茶豆)は 実入りが8割程度のものを収穫します。糖分やアミノ酸がまだ多いうちに収穫するというわけです。 平成15年(2003)に「くろさき茶豆」が、「新潟市園芸銘産品」に指定されたことをきっかけに、生産者・行政・JAが一体となって枝豆産地の確立を図り、消費者に対し安心・安全の確保を進めながら、栽培技術の向上や生産拡大を行い、高品質・良食味の茶豆を安定して生産・供給することを目的に、「新潟市黒埼地区茶豆組合協議会」(現在19組合で構成)を設立しました。 2017年4月、農水省は、伝統的な農林水産物・食品のブランドを守る地理的表示保護制度(GI)の対象に、新潟市の一部地区で生産される「くろさき茶豆」など2品目を追加した。 ☯2019年7月27日(土曜日)から8月18日(日曜日)「くろさき茶豆 夏の陣」 収穫時期に合わせ、くろさき茶豆の一層のPRや生産地域の活性化を目的に、主に黒埼地区内で茶豆を堪能できる ☯2021年6月、北陸自動車道に架かる『新潟中央環状道路』の新しい橋の名前が『くろさき茶豆大橋』に決定する。 🔶〔旬の時期〕 7月下旬~8月中旬
🔶黒埼茶豆出荷組合協議会
🔶≪直売所≫ 🔹越王の里(こしわのさと)
🔹茶豆の里 🔶黒埼茶豆の店
えだまめのおいしいゆでかたえだまめをおいしくゆでるには、 ② たっぷりのお湯で、えだまめをゆでます。お湯の割合にえだまめが多いと、えだまめを湯の中に入れたとたん、湯の温度が下がり、なかなかゆであがらず、”煮豆”のようになりますので、注意してください。 ③ ゆであがったえだまめは。ざるに移し、冷やします。この冷やしかたで、ゆであがりの色、歯ごたえ、風味が決まりますので、次の方法をいろいろ試してみてください。 A:うちわでさます。一般家庭ではこの方法によるのが手っ取り早いでしょう。 (引用 枝豆の豆知識より HP http://www.info-niigata.or.jp/~hge03447/mame/index.html ) |