岩船麩 村上市



江戸時代後期ごろ、新潟村上市岩船地区にあった岩船港に、大阪から北陸・北海道に至る西廻り海運で物資を運んだ、北前船が立ち寄った事で加工技術が伝わり、製造が始まったと言われている。
麩の主原料は小麦粉に含まれるグルテンというたんぱく質で、これに小麦粉を混ぜて作った生地を焼いたものが「焼麩」である。
岩船麩は饅頭のような独特の形でつるりとしていて、食感にコシがあるのが特徴。
饅頭の形をした焼麩は全国でも珍しいもので、岩船は饅頭型焼麩の発祥の地として知られている。市内に業者は6軒あり、昔からの製法に従って製造している。規模は家内工業の域を出ていない。
この焼麩を10~15分ほど水に浸し、柔らかくし、適当な大きさにしたあと、みそ汁・煮物・酢の物等に使える。淡白な味わいは、料理の主役ではなくとも、栄養価が高く昔から庶民に親しまれてきた。また保存がきくことからお土産としても人気の高い逸品だ。
岩船麩は他の焼麩のような芯が無く、煮ても柔らかさを楽しめる。最近では麩の健康面での良さが認めれられてきている。麩は脂肪も少なく、消化もいいので、ダイエットはもちろん、健康な食生活を心がけている人にもおすすめである。



🔶〔製造・販売〕
🔶〔岩船麩を紹介しているサイト〕










In the old days, Iwafune was a port of call for the Kitamae-bune, which connected Hokkaido and Kyoto, and produced this specialty product, which was also shipped to Hokkaido. Today, each of the three stores produces and sells the handmade flavor of the product.


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