かぐらなんばん Kagura Nanban 長岡市
かぐらなんばんは形がピーマンにそっくりで、少し小振りな唐辛子のこと。実の底のごつごつした外観が神楽の面によく似ていることから神楽なんばんと言われている。かぐら南蛮の本家は、昔の山古志村(現長岡市)で昔から自家用野菜として栽培されてきた伝統的な野菜であるが、現在では新潟県の魚沼地域や上越地域でも栽培されている。 15世紀頃に日本に渡来した南蛮の原種に近いものかと言われているが、長い年月をかけて、信濃川沿いに信州から伝わってきたという。一説では、山古志で作られ始めたのは江戸時代という。 かぐらなんばんは、伝統的な野菜として長岡野菜にも指定されている。 1998年のJA越後ながおかの農業祭にて野菜の有用性が発見され、今では商品開発が盛んに行われ、全国各地にかぐら南蛮のしょうゆ漬け、みそ漬けなど多く販売されている。 旬は、7月中旬~9月下旬で山古志の気候(夏の暑さや寒暖の差)が辛さの素と言われている。 特に辛いのは実の内側の種とその周囲の白い部分です。個体差もあるが、抗酸化成分の量を示す数値がトマトなど比べて10倍程度も多いことがわかっている。 調理方法は塩もみ、素揚げ、みそ焼きのほか、幅広く利用される。 🔶〔出荷時期〕 7月中旬~10月下旬
🔶≪直売所≫
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