川口やな場「男山( おとこやま)漁場」 Kawaguchi Yanaba "Otokoyama Fishing Ground" 長岡市



清流魚野川に架せられた川口やな場は明治初期、男山漁場として設置された、日本最古の歴史と日本一の規模を誇る川口やな場。
『やな』とは、川の瀬に杭 (くい) などを八の字形に並べ、水をせき止めて1か所をあけ、そこに梁簀 (やなす) を張って流れてくる魚を受けて捕る仕掛けをいう。(大辞泉)
鈴木牧之の『北越雪譜』にも鮭の項目で川口が登場する。当時鮭は貴重品であり、長岡藩では、魚野川で捕獲された1番鮭を将軍家に献上していたといわれる。
また魚野川は鮎釣りのメッカとしても知られ、7月上旬の解禁日を多くの釣り人が待ちわびる。
すのこに跳ねる鮎やうぐいの手づかみを 楽しんだ後は、旬の川魚料理に舌鼓。春のヤマメ、カジカ、ハヤ、夏の鮎、マス、コイ、秋のウナギや鮭。
野趣溢れる新鮮な鮎を刺身、田楽、フライなど様々なメニューで 四季折々に楽しめる。特にとれたての鮎をいろりの炭火でじっくり焼き上げた塩焼きは絶品。自然の醍醐味を是非満喫ください。

☯2011年7月の新潟福島豪雨で魚野川が氾濫。やな場には大量の土砂が流れ込んだ。2018年7月1日、河川改修などの対策が施され、復活した。(※やな場への入場に関しては、お電話でお問い合わせください。)



❏〔所在地〕新潟県長岡市西川口1029 〔別館所在地〕新潟県長岡市西川口1022
❏〔問い合わせ先〕 0258-89-3104 越後川口やな場 男山漁場
❏〔アクセス〕
❏〔特徴〕
  • アユ、ウグイ、コイ、ウナギなどの川魚。鮎塩焼き、鮎刺身、鮎飯、うなぎ蒲焼、鯉こく、あらい、カジカ酒など。
  • 食事は しばらくはやな場ではなく、別館( 宴会場)にて営業いたします。
❏〔HP〕http://kawaguchiyanaba.s1.bindsite.jp/tenpo.html
❏〔営業期間〕 4月1日~11月末日
❏〔営業時間〕 10:00~18:00
❏〔定休日〕 期間内無休
❏〔駐車場〕 普通車/50台
❏〔周辺の観光施設〕 ❏〔交通情報〕






地図 ストリートビュー























川漁 越後魚野川の伝統漁と釣り

川漁 越後魚野川の伝統漁と釣り

  • 作者:戸門秀雄
  • 出版社:農山漁村文化協会
  • 発売日: 2021年01月12日頃