小出和紙 Koide Japanese paper 阿賀町




@じゃらん
越後には古くから農閑期の副業としての和紙の産地が各地にあり、その大半は雪深い山村である。和紙にはよい水流と原料となる楮が必要で、山村にはそれがあるからである。 東蒲原郡上川村小出は越後和紙の伝統を受け継いでいる産地である。
小出紙は別名上条紙ともいうが、その歴史は古く、今から400年ほどさかのぼる安土桃山時代「天正18年(1590)庚寅紙設定」という記録がある。近世にはさらに発展が見られ、宝永5年(1708)には「紙漉き27人・紙漉舟11艘半」とあり、寛政元年(1809)「新編会津風土記」によれば「小出紙は低廉だが堅硬な質」という記述がみられる。江戸時代には会津藩に属していたため、会津藩の御用紙となっていたのです。
明治時代には35軒ほどの農家によって和紙合作会社が作られたほか、大正時代から昭和初期にかけては、産業組合が作られるなど隆盛を極めた。
勢いにかげりが見え始めたのは、戦後になってから、それまでの提灯や和傘陽の和紙の需要が減ったからだ。
昭和49年に県無形文化財の指定となったが、現在は 2戸となりました。
紙の特徴としては、100%地元産のコウゾを使用し、薬品をいっさい使わず、太陽の光だけで漂白する未晒し物が主体です。草木染めには地元山野の草木を利用し、特に小川の流れの「水」には特徴があり、発色がすぐれています。
その紙質は繊細で強靭、品格があって長期保存に耐え、色彩には幽玄の趣がある。用途としては書道半紙から書籍、商用、名刺、ハガキなど多種多様。
「永遠の生命を持つ」紙の生産に取り組んでおり、昔の和紙を見てみると、だんだん味が出て、永久保存には誠に適しています。



《体験施設》
小出和紙工房
「みざらし」と言って木の皮と太陽の光だけを使った魔法の手すき和紙 。使うごとに白さが増す効果が出る。原料の木の皮から紙をすくまでに14もの工程、一枚一枚時間をかけて作られるので、同じものは一つとしてない。 "

〔所在地〕新潟県東蒲原郡阿賀町小出2818
〔連絡先〕 0254-95-3493
〔アクセス〕 🚘磐越道・津川IC下車、約15分
〔特徴〕 紙漉き体験

icon
@角屋旅館
越後上川の手漉き和紙 小出和紙を使う古い建具 - 角屋旅館

この古い建具に使う障子紙は、地元の小出和紙です。その土地で収穫された楮(こうぞ)で作る昔ながらの味わいのある和紙です。 午後の陽が入り始める時間になると、丁寧に作られた和紙の繊維がとても美しく、それを眺めているだけでも心が安らぐほどです。










會津流小出生紙工房かかし 地図 ストリートビュー








This traditional handmade washi dates back to 1590 (Tensho 18). During the Edo period (1603-1867) it was actively produced as the official paper of the Aizu domain, but now only two households still make it.












和紙多彩な用と美

和紙多彩な用と美

  • 作者:久米康生
  • 出版社:玉川大学出版部
  • 発売日: 1998年03月

和紙のきほん

和紙のきほん

  • 作者:和紙ってなに?編集室
  • 出版社:理論社
  • 発売日: 2020年11月20日頃