イチジク「越の雫」 新潟市
イチジク(無花果)はイラクサ目クワ科イチジク属の落葉樹木。通常食べている部分は、実は厳密には果実ではなく、イチジクの花にあたる部分。イチジクは隠頭花序と呼ばれる花を付ける木で、果実のように見える部分は、花軸が肥大化したものである。 果実には果糖、ブドウ糖、蛋白質、ビタミン類、カリウム、カルシウム、ペクチンなどが含まれている。イチジクには整腸作用があり、便秘の緩下剤に利用されたり、滋養に利用されたり、痰の多い咳、のどの痛みや痔にも効能があるとされる。 みずみずしい果実の雫が舞い落ちたイメージから命名された「越の雫」は、県内産のイチジクの約7割が市内で生産される「越の雫」だ。8月中旬に出荷作業が始り、9月初旬が出荷の最盛期で、1日およそ3~4トンが集荷場に運ばれる。約200トンの出荷が見込まれる。 栄養価も高く、美容と健康にも良いと言われ、つぶつぶの食感と独特の香り、ほのかな甘みが特徴。夏の暑さによって甘味が増す果物だ。糖度はおよそ18度で生食のほか、シロップ煮やジャムにしてもよい。 ❏〔出荷期間〕8月中旬から11月中旬
❏〔生産地区〕新潟市西蒲区巻・西川・潟東・岩室地区、南区味方地区 ❏〔取り扱い〕 🔶JA越後中央巻支店 〔所在地〕新潟県新潟市西蒲区巻2588 🔶≪直売所≫
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