笹飴 上越市



米飴と水飴を白く練り、天日干しした熊笹にはさんだのが笹飴です。笹あめの起こりは徳川時代にさかのぼる。
夏目漱石の『坊っちゃん』に、四国へ赴任する坊ちゃんに、ばあやの清が、方角もかまわず「越後の笹あめを食べたい」と土産を頼むくだりがあり、それ以来全国的に有名になり上越のみやげに欠かせないものとなりました。水飴の風味と笹の移り香の素朴さが身上です。


  • 夏目漱石と笹飴
  • 明治43年(1910)8月、漱石は修善寺で胃潰瘍の療養中に、重態に陥っています。このとき新潟県出身の医師森成麟造(もりなりりんぞう、1884~1955)が治療にあたりました。
  • 漱石は森成の勧めで、新潟県の名物「越後高田の翁飴」や「越後の笹飴」を食するようになったようです。
  • その後、森成は新潟県高田市(現上越市)に戻って医院を開業しますが、親交が続き、笹飴をたびたび送っていたようです。
  • 『坊ちゃん』四の一節
    • ・・・・「何をみやげに買って来てやろう、何がほしい」と聞いてみたら「越後の笹飴が食べたい」と言った。越後の笹飴なんて聞いたこともない。第一方角が違う。「おれの行く田舎には笹飴はなさそうだ」と言って聞かしたら「そんなら、どっちの見当です」と聞き返した。・・・・
      ・・・うとうとしたら清の夢を見た。清が越後の笹飴を笹ぐるみ、むしゃむしゃ食っている。笹は毒だから、よしたらよかろうと言うと、いえこの笹がお薬でございますと言ってうまそうに食っている。おれがあきれ返って大きな口を開いてハハハハと笑ったら目が覚めた。・・・・



㈱髙橋孫左衛門商店
〔所在地〕新潟県上越市南本町3丁目7-2
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  • 🚅…JR信越本線 高田駅から2km 車で7分
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