椿餅 rice-cake sweet sandwiched between two camellia leaves 阿賀野市



紫式部の源氏物語に 『・・・わざとなく、椿餅、梨、柑子やうのものども、さまざまに箱の蓋どもにとり混ぜつつあるを、若き人びとそぼれ取り食ふ。さるべき乾物ばかりして、御土器参る。・・・』とあることから、椿の葉に包んだ椿餅の起源は今から千年の昔に求められます。
水原の椿餅は、少なくとも江戸時代には水原名物と認定されていたという。かつては椿の葉にくるんだことから、椿餅と呼ばれるようになったそうですが、現在は竹の葉が利用されています。
原料は小麦粉と砂糖。小麦粉と砂糖に水を入れてよく混ぜる。モチ米は調味料的に加えるだけ。しかし、この配合が難しい。練りあがった餅を釜で蒸す。約1時間もすると出来上がりだ。しっとりとしたつや、わずかに指につくねばり、さらりとした歯ごたえ、口の中に残る甘味・・・形は棒状、竹の皮に包まれるというのが水原の椿餅です。



〔販売〕
























美しい和菓子の図鑑

美しい和菓子の図鑑

  • 作者:青木 直己
  • 出版社:二見書房
  • 発売日: 2021年04月26日頃