八色しいたけ Yairo shiitake 南魚沼市
八色しいたけの特徴はなんと言っても大型で肉厚なところで、かさの厚さが厚いものは4~5センチある。 一般の栽培では菌床の側面、下面からも多くのしいたけが発生します。その分しいたけの栄養も分散されどうしても小さなしいたけになってしまいます。八色しいたけは「上面栽培」といわれる技術により、上面からのみしいたけを発生させ、限られたしいたけにのみ栄養を与え、より大きく肉厚なしいたけが栽培されます。 長い冬の間、冬の収入源を出稼ぎに頼っていた先代たちが、1981年ごろから「冬場の仕事をつくろう」としいたけの原木栽培に取り組んだのが「八色しいたけ」の始まりでした。魚沼地域独自の気候を生かし寒暖の差を利用して、しいたけ本来が持つ生命力を存分に引き出す環境を「魚沼の秋山」ハウスで再現できるよう管理し1年中栽培しています。「秋の山」を再現するために湿度や炭酸ガス濃度が調整され、屋根の出窓から「木漏れ日」も差し込む。 またしいたけにとって水は命ですが、湧き出てきた豊富な天然水で育てます。地下水熱をいかしたヒートポンプが、施設の空調管理に使われる。おいしいコメや日本酒の生みの親にもなった雪解け水は、シイタケ栽培でもふんだんに活用されている。 組合の生産者は現在15軒で、栽培ハウスの数は約120棟ある。ここ数年、栽培品種の統一などを推し進めた結果、販売量は約1400トンに達した。 肉厚で歯ごたえがあり独特の風味とともに高い品質の「八色しいたけ」は市場からも高い評価されています。地下水熱をいかしたヒートポンプが、施設の空調管理に使われる。料理酒を加えて蒸し焼きにし、ポン酢で味付ける。その名も「しいたけのステーキ」。肉厚だからこそだ。 ✣2019年4月、栽培ハウスの数は現在約120棟。栽培品種の統一などを推し進めた結果、販売量は約1400トンの大台を2年続けて達成した。生産者価格ベースの販売額は約14億円になった。 🔶八色しいたけ事業協同組合
〔所在地〕 南魚沼市茗荷沢1473-25 〔問い合わせ先〕 ☎025-780-1360 〔アクセス〕
〔ウェブサイト〕http://yairoshiitake.com/ 🔶≪直売所≫ |