竹細工 bamboo work 佐渡市
佐渡島は、対馬暖流の影響を受ける海洋性気候で、品質の優良なマダケ産地として知られている。島内の竹材分布状況は、マダケが南部及び東部海岸一帯に最も多く生育しており、シノダケは各地の山野に自生している。 佐渡竹は1960年頃から開花枯死現象がはじまり、大半がその被害を受けていたが1970年代に入り徐々に回復している。竹は60年ごとに開花枯死現象を繰り返すといわれることから、2020年頃から先にかけて開花し始めると思われる。 佐渡地方では、昔から「竹林1反歩と水田1反歩」といわれ農家の収入源となっていた。佐渡島の竹林面積は1,000ha。 その面積は県内でもぐんを抜いているが、竹林の多くが前浜地区にある。 マダケは節間が長く利用度の高い良材として全国的に知られ、この竹材から多種類の日用雑貨品・生活工芸品が作られ全国各地へ出荷されるほか、輸出適格品としても相当進出している。 佐渡の『竹細工』は民具として生まれ広く島民の日常生活に関わって発達してきた。その中でも小木町の 明治40年(1907)に佐渡郡に赴任してきた深井康邦〔生〕明治元年(1868)12月8日 ~〔没〕昭和22年(1947)2月14日 富山県出身 在職 明治40年(1907)~大正4年(1915)郡長が明治43年(1910)、良質なマダケの利用を広めるため京都から講師を招聘するなど佐渡の産業技術の発展に著しく貢献した。その技術を活かし昭和21年(1946)から昭和35年(1960)の間、「小木の買い物篭」として全国に広まり、当時従業者数650名を数えるほど隆盛であった。 その後、生活様式の変化に伴い竹製品の需要が減り、さらに後継者不足によって衰退の道をたどってきた。 現在は、時代の移り変わりを細工に取り入れるデザインの研究開発に努めており、盛器・花器・人形・照明器具・ブローチ・ネックレスなど多才な製品を生み出している。一方、茶席用花籠など一部の高級品については、伝統工芸と製作者不足の点で、製品が供給不足がちであり、今後は生産体制強化、市場開拓なども含めた行政サイドの対応策が必要な時期に差し掛かっている。 🔶竹細工体験
🔶竹細工に使われる 竹の種類
真竹(まだけ)
竹の編み方紹介~竹工芸・竹細工の竹巧彩 やたら編み | 網代編み | ござ目編み | 片締め編み | もろこし編み | ねじり編み | くし目編み | 六つ目編み | 麻の葉編み | 亀甲編み | 石畳編み 🌌竹ドリッパーてから工房の代表大野彩名さんは、神奈川県の出身で、佐渡の竹細工に魅せられて、佐渡に移住。竹工芸家本間秀明さんの下技術を学び、竹製品を販売する「遊山」の本田さんと出合う。大野は自宅の工房で、伝統の輪弧編みをもとに八つ目編みの技法を用いて、竹ドリッパーや竹コーヒーフィルタースタンドなどを作る。頑丈なつくりりと共に、透かしが魅力だ。竹が生み出す形と陰影が美しく、温かみも兼ね備えた竹ドリッパーは人気で、直に品切れ状態となる。宇賀神社佐渡のマイナーな竹林スポット竹林の中を、500段余りの階段を登り海抜106mの糠塚山(宇賀塚)山頂に建つ神社。両津湾が一望できる社殿からの眺めはとにかく素晴らしい。山頂近くの岩穴に金色を帯びた白蛇が住むという伝説があり、鳥居をくぐった右側にある白蛇様※ストリートビューの像は、様々なご縁を結んで金運、財運、商売繁盛にご利益があるといわれている。 福を授ける神として、商売人の信仰があつく、3月25日の例祭や、年末年始の二年参り、月次祭には多くの参拝者で賑わう。 |
ふすべ村体験実習館 宿根木体験学習館 富矢島体験交流館 (有)本間竹工房 宇賀神社