賀茂神社の大ケヤキ Large zelkova of Kamo Shrine 新潟市
賀茂神社は、享保2年(1717)の「木津邑古老伝在来帳」によると、下木津の石井隼人左は賀茂明神を氏神とし、天正年間(1573〜1592)の勧請と伝えられ、そのまま集落の鎮守として祭られました。 大欅は今から600年前に植えられたといわれる。幹の根回り10m、樹高11m。昭和42年(1977)に新潟県指定天然記念物に指定された。※ストリートビュー
≪現地案内看板≫
県指定文化材天然記念物 昭和四十二年三月二十五日指定 賀茂神社の大ケヤキ 賀茂神社の大ケヤキは、横越地域における唯一の県指定文化財である。樹齢は推定七〇〇年以上、幹の根廻り一〇メートルで、樹高はもともと二五メートルであったが、用水路改修に伴って樹勢が衰えたため、昭和五十六年に枯れかかった幹上部を切断し、樹高一一メートルとなった。 明治三年から四年(一八七〇~七一)にかけて、当時新潟社祠方の役人であった小池内広(加茂出身の国学者でもともと水原県役人)は、神仏分離のため、下越地方の神社祭神や御神体、社殿・調度を調べて巡回したが、その記録の一つ「越後国式外神社考草稿 下」(明治五年ころ執筆)の中に、当社について「五、六百年も経たらむとおぼゆる槻の社樹三、四本あり」と記述しており、現存する大ケヤキのほかにも、境内に大木が存在していたことがうかがえる。実際、昭和中ごろまで、境内奥に隣り合って、もう一本大ケヤキが存在したが、昭和三十六年(一九六一)の室戸台風が倒れてしまった。 平成十六年三月三十一日 横越町教育委員会 平成十七年三月二十一日合併 新潟市教育委員会 |