県内でも奇祭の一つにあげられる青海町の小正月行事が「竹のからかいで」です。
1月15日、町の中心街で青海神社をはさんで東西に分かれ、長さ13ー14メートルの、竹を倒し、お互いに根元の方を空に向け突き出します。竹が×字形に合わさり気勢も最高潮になった頃、行事役の合図と共に、高く上がっていた竹が一気に下ろされます。いよいよ引き合い開始です。下りてきた相手の竹を、手元の自分の陣地の竹と合わせ抱え込み、それを威勢良く引き合います。
その勝敗ですが、綱引きと同じく竹を引込んだ方が勝ち、また竹が割れると負け、との事。勝敗は付けず引き分けで終わるのが慣わしとのこと。お互いに「勝った!勝った!」と言いながら陣地に引き揚げていきます。
大人3回・子供2回の引き合いが続きま、最後に東西の陣地に建てられた飾り竹を倒す、客が飾りを争って奪い合い、それらを家に持ち帰って神棚にあげる。無病息災、商売繁盛のご利益があるという。
それらが終わるや海岸に出て子供たちが町内から集めた正月飾りを山積みにして、サイノカミに火を放つ。中心に据えられた大竹が燃えながら倒れる方向によって豊漁豊作を占う。左義長を歌いながら若者衆たちがサイノカミの周りをまわり、振舞い酒が配られる。
本陣といわれる若衆は、顔に赤・黒・青などの色などでクマドリをし、しめ縄で祭り半天をしばり、白足袋・ぞうり履き出で立ち姿。
「ちょうちょ蝶々 左義の蝶、菜の葉にとまれ、菜の葉にあいたら葦の葉にとまれ」
威勢のいい掛け声が一日中まちに響きわたる。
祭りの起源は江戸時代中頃かといわれ300年の歴史がある。昭和62年12月、国の重要無形民俗文化財に指定された。
■新潟県糸魚川市大字青海762 青海神社
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