佐渡には現在、35の能舞台が寺社の境内などに保存されている。佐渡市(佐渡島)竹田の大膳神社にある島内最古といわれる能舞台。「国仲四所の御能場」のひとつ大膳神社の能舞台は、1846年に再建され佐渡に現存するものでは最古といわれています。緑に囲まれた中に立つ舞台は、茅葺き寄棟造りで趣きがあります。 毎年定例能が行われ、鷺流狂言と共に神事芸能として奉納されています。 能の間に演じられる狂言には、大蔵流、和泉流、鷺流があります。このうち、鷺流は明治時代に入るとおとろえ、大正時代の初期には中央の狂言界からは姿を消しました。現在、鷺流狂言を伝えているのは、山口県山口市、佐賀県千代田町と佐渡だけです。
大膳神社 ※GOOGLE 画像大和飛鳥路に似ていることから「佐渡明日香」と呼ばれた田園地帯にある神社。御祭神の御食津大神は農業や食べ物の祖神、豊穣の守護神。 後醍醐天皇の腹心で鎌倉時代の「正中の変」(1324)の折、佐渡に流され処刑された日野資朝と、資朝の子阿新丸を助けたために処刑された大膳坊を、地頭本間山城守が御坊の怨霊を鎮めるために、勧進し合祀したと伝えられる。 弘化3年(1846)に再建された能舞台は、佐渡に現存する最古の能舞台とされる。茅葺き寄棟造りの能舞台(県の有形民俗文化財)は、定能が盛んであった「国仲四所の御能場」の1つ。 毎年4月18日の祭礼には奉納能、6月には能と鷺流狂言が上演されている。 〔御祭神〕
〔所在地〕 佐渡市竹田562-1 〔駐車場〕 有り 〔問い合わせ先〕 ☎0259-55-2953 カーフェリー+宿泊がおトク!記憶に残る佐渡の旅 【楽天トラベル】 |
大膳神社例祭奉納能まで
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