雪中花水祝 魚沼市

 

祭りは、鈴木牧之の「北越雪譜」にも紹介されている伝統行事。牧之は「この日は、近郷近在より人々が蟻のごとく集まり、押し合いへしあいし熱そうすること筆に尽くしがたし」と書いている。この冬に行われる奇祭は、その年に結婚した家々を回り、新婿に花水を浴びせ掛け、夫婦和合、家栄を願い子宝を祈願する神事であった。 1873(明治6)年まで続けられたが、旧習廃止で途絶えていたという。活性化につなげようと、堀之内町商工会青年部が中心となり、1988年に復活した。

旧暦正月15日(現在2月11日)、「水祝の儀」に先立って、往時をしのばせる装束の大名行列に見立てた一行が町中心商店街を練り歩き、神使を中心に、花婿宅に行き、花水の告をして八幡宮へ戻る。沿道にはかがり火がたかれ、ムードを盛り上げる。
 メーンの八幡宮境内での「水祝の儀」には、上半身裸の花婿は名前を呼ばれると1人ずつ、約30メートルの花道≠駆け抜け、蝋燭がともされた雪の特設ステージでひざまずくと、頭上から六人の手おけの水が、勢いよく注がれる。
これは、男の陽火に女の陰水をかけて、子をもうけるための呪事であると牧水記している。

■開催場所 … 新潟県魚沼市堀之内 八幡宮
■開催日時 … 2月11日
■問合せ先 … 堀之内町観光協会 025-794-5834
■アクセス … JR上越線越後堀之内駅から徒歩5分
     関越自動車道堀之内I.Cから車5分


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