旧蒲原鉄道村松駅の南東役1.5キロにある。明治39年(1906)に歩兵第30連隊が日露戦争(1904~05)の戦没者慰霊のために7.2haを造成し整備した公園である。現在は37.8haに拡張されている。愛宕山を背に、『セイロ』の字形池に2橋をかけ、桜が公園内一帯に植えられている。 日本さくら名所100選に入選、にいがた景勝100選の第3位となった県内でも有数の桜の名所。4月中旬には約3000本の桜が咲き乱れ、毎年4月上旬から3週間、村松桜まつりが開催される。10月中旬~11月初旬に見ごろを迎える紅葉も見事。 大半はソメイヨシノであるが、中に、奈良時代に隆盛を極めた桜で、現在では貴重種と言われる穂先彼岸八重桜がある。ここにあるのは、桜研究の大家阿部儀作(故人)によって昭和10年(1935)ころ発見され、東大名誉教授三好博士によって「日本一穂先彼岸八重桜」と命名されたのである。 展望台、遊歩道、児童遊園、プールなどの施設も充実し、家族で楽しめる。ツツジ、アジサイなど四季折々に咲く花も魅力だ。 |
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村松公園 忠犬タマ公像 ふるさと展望台