高田城址公園 Takada Castle Site Park 上越市
高田駅の南東約1.5キロ、高田市街の東寄りに残る平城の跡。徳川家康の六男・松平忠輝公の居城跡公園。三重櫓の復元で注目される。 ここは「桜の名所百選」の一つ。県内各所に桜の名所は点在するが、なかでも高田公園の桜は、弘前前公園、上野恩賜公園と並んで日本三大夜桜の一つとたとえられるほどだ。 4月中旬の観桜会では、ぼんぼりに映える約4000本の夜桜は妖艶で一度は見ておきたい。この期間、100万人を超える見物客が集まる。 高田公園の桜は1909年(明治42)、13師団の設置を記念して、在郷軍人会によって2200本の桜を植えたのがはじまりといわれる。 この桜の木を求めて多くの鳥たちが集まってくる。桜の花が咲くころには、花のミツを求めてメジロの群れやヒヨドリが現れ、花が散る頃には、シジュウカラが木々を飛び回る。冬になると、花のつぼみをついばみにウソや、昆虫の幼虫を採食するアオゲラの姿を見ることが出来る。 また7月の下旬から8月中旬にかけては、東洋一の規模といわれるハスが堀を埋め尽くす。 明治元年の戊辰戦争の後、官軍への戦費調達のための財政逼迫と凶作に備えて、城の外堀にレンコンを取るためにハスを植えたのがルーツである。現在では『東洋一のハス園』といわれるほどになった。広さは10ヘクタール以上に及ぶ。 この堀のハスの葉の上を飛ぶカワセミが姿を現し、草むらではカイツブリ、ヨシゴイ、バンが毎年営巣している。ハスが枯れ始めると、カモたちの飛来がはじまる。 (案内図) ☯2016年4月、少年4人が乗った貸しボートが転覆し、同市の高校生死亡する事故が発生。 ☯2019年5月9日、高田城三重櫓付近で2頭のクマが目撃される。 ☯2020年4月1日、高田公園から高田城址公園に名称を変更する。
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