|
長野県境の平丸地区は、平家落人伝説の里であり、名水の里としても知られている。地区のあちことから水が湧き出している。それをはぐくんでいるのが、仏ヶ峰の南西斜面に広がる、約70haにも及ぶ広大なブナ林である。この一帯は「市民ふれあいの森」に指定され、ブナ林を散策する遊歩道などが整備されている。 森の一角から湧き出し、平丸地区を代表する名水が、「木曾清水」である。湧水量が一定で涸れたことがない。 木曾清水には、平家落人伝説につながるいわれがある。かつた、平家追討のために、信越国境を越えて進軍してきた木曾義仲が、その途中で馬を休めたところ、そこには清冽な泉が湧き出していた。その美しさに感動し、それ以来、この泉は「木曾清水」となづけられたという。 戦乱の世の英雄の喉を潤した清水は、今でも市民の憩いの場として人々に恵みを与え続けている。(新潟日報)
|