岩屋観音堂 Iwaya Kannon-do 上越市



岩屋堂観音堂は、8世紀(702)頃、北陸地方で活動した泰澄大師奈良時代の修験道の僧、後養老元年(717)越前国の白山にのぼり妙理大菩薩を感得した。養老3年からは越前国を離れ、各地にて仏教の布教活動を行った。が創建、本尊の聖観音像も同師の作と伝えられています。仏堂の背後に覆い被さる大岩には弘法大師の投げ筆といわれる梵字跡などがあります。
見上げるような自然石。うっそうとした森の中に敷かれた石畳。どれも、歴史の重みと自然の神秘さを感じさせてくれるものばかりです。
鎌倉時代には時の執権北条時頼鎌倉幕府の第5代執権北条時頼(在職:1246年 - 1256)は、諸国を行脚し困窮した御家人や農民を救済した名執権として伝承されている。時頼の諸国巡りは確かな史料にはないことから、真偽論争がある。が越後国を廻った折に観音堂を訪れ、その霊験にうたれて越後三十三観音霊場の第1番札所に定めたとされています。町の文化財指定の第1号で、名立町を代表する旧跡です。
戦国時代には、上杉家も厚い信仰を寄せていました。今も、その魅力に惹かれて、県内外から参詣に訪れる人がいっぱいです。
現在、上越市名立区名立大町に所在する曹洞宗 名立寺※地図が管理している。通常は施錠されており、拝観を希望の場合は、事前に世話人まで連絡が必要。







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わたしの旅100選

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  • 作者:文化庁
  • 出版社:ぎょうせい
  • 発売日: 2006年09月01日頃