慶宮寺 Keiguji Temple 佐渡市
順徳上皇第一皇女慶子女王をまつった一宮神社の別当寺である真言宗の寺。順徳上皇の、在島中に地元の女性との間に誕生されたとされる、第一皇女慶子宮がここに住んだといわれる。寺名もこれによっている。 慶宮寺は雑田本間氏の一族が築いた宮浦城の三の郭にあり、宮浦城主の菩提寺としても栄えた由緒あるお寺である。 境域は約6,400㎡、木々に囲まれてカヤ葺き、寄棟造の大きな本堂や、庫裏、八祖堂などが建つ。本尊は大日如来。 🌌慶宮寺 八祖堂境内の石段の上に建つ八祖堂は、正徳3年(1713)建立と言われ、建物は方3間、もこし付きの屋根宝形づくり、内部の天井に、極彩色を施した格子天上が組まれ、内陣中央に唐様重層の八角厨子(金輪仏頂)を安置、それが回転式になっている構造は珍しく、県指定文化財になっている。中に真言宗八祖(竜猛・竜智・善無為・金剛智・不空・一行・恵果・空海の八高僧)像が祀られている。
慶子内親王の死後、島照大明神として祠(一宮神社)が建てられた。 |
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