水保観音堂 Mizuho Kannon-do 糸魚川市
糸魚川駅の南東約4.2km、海川の支流の水保川に沿う、水穂集落の中央にある小堂。市内新屋の高野山真言宗宝伝寺の境外仏堂になっている。 堂内に安置される木造十一面観音立像は国指定の重要文化財で、桜材の一木造り、像高1.55m。丸のみを使って荒っぽく仕上げた、いわゆるナタ彫り像で、平安時代後期(11~12世紀)のもの。33年に一度開帳される。近くは平成16年8月27日~29日に一般公開された。火伏の観音さまとして、古くから地区住民の信仰を集めている。 また、鎌倉時代、佐渡に流され、斬殺された日野資朝の子阿新丸が、父の恨みを晴らして逃れるとき、この観音の霊力によって難をまぬがれた。という伝説が残っている。 |
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