水保観音堂 Mizuho Kannon-do 糸魚川市



糸魚川駅の南東約4.2km、海川の支流の水保川に沿う、水穂集落の中央、杉木立と竹林に囲まれて建つ小堂。市内新屋の高野山真言宗宝伝寺の境外仏堂になっている。
また、鎌倉時代、佐渡に流され、斬殺された日野資朝の子阿新丸が、父の恨みを晴らして逃れるとき、観音像の霊力によって難をまぬがれた、という伝説が残っている。

🌌木造十一面観音立像

木造十一面観音立像は、桜材の一木造り、像高1.55m。丸のみを使って荒っぽく仕上げた、「鉈彫」と称される技法が用いられている。
平安時代後期(11~12世紀)のもの。観音様には手首から先がない。14世紀、戦いの最中、切り落とされた・・という伝説がある。
大正12年(1923)、国宝に指定、昭和25年(1950)に重要文化財に昇格。指定に際し、相馬御風が尽力したといわれる。
観音堂背後の丘の上に建つ奉安殿に安置される。33年に一度、観音堂に移され開帳される。近くは平成16年(2004)8月27日~29日に一般公開された。火伏の観音さまとして、古くから地区住民の信仰を集めている。(👉文化財・伝統芸能-糸魚川観光ガイド)







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謀反の通信簿

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