チルドレンのお部屋 −その8(京都別荘編?)−

 

 

アスカ「ほら、もっと身だしなみに気を使いなさいって言ってるでしょ」(喋りながらレイの髪にブラシを入れている)

レイ 「…………」(されるがまま。わずかに微笑んでいる)

トウジ「……なんやえらい仲良さそうやな。なんかあったんかシンジ?」

シンジ「それが僕にもわからないんだ。僕が来た時にはもう和気あいあいと話してたし」

アスカ「じゃ口紅塗ってあげるからこっち向きなさい」

レイ 「口紅?」

アスカ「そう。まあ、レイの方向性とはちょっと違うかもしれないけど……でもシンジが喜ぶことは請け合いね」

レイ 「碇くんが喜んでくれるの? ……お願い」

アスカ「任せといて。でも、何色がいいかしらね?」

トウジ「…………(夢でもみとんのやろか?)」(信じられないという顔)

シンジ「…………(綾波とアスカが仲良くしてる。よかった)」(対照的ににこにこ顔)

カヲル「仲良きことは美しきかな、だね。もっともあの二人は最初から綺麗だけど」

シンジ「カヲル君は何か知ってるの」

カヲル「ああ、エヴァのDVDは全7巻ってことぐらいなら……ってこれは連載当時の話だったね。いまやバージョンは数知れず、困ったものだね」

シンジ「…………」(さすがにこめかみを押さえる)

トウジ「渚……お前、実はわいと生まれ一緒やろ?」

アスカ「カ・ン・ペ・キ。さぁシンジを落としにいくわよ、えいえいおーっ! ……ほら、あんたもやるのよ」

レイ 「腕を突き出せばいいのね?」

アスカ「そう、行くわよ、えいえい……」

アスカ&レイ「「おーっ!!」」

 

 

つづく

 

 

予告

 

 

西暦2000年セカンドインパクト

西暦2016年サードインパクト

二つの事件に深く関わり

二つの事件の現場に居合わせながら

生き残った唯一の女性葛城ミサト

彼女は二つの事件の記録を手記に記す

セカンドインパクトに消えた父への想い

サードインパクトを起こした少年への想い

記されていく物語は新たな物語の呼び水となるのであろうか

 

次回、新世界エヴァンゲリオン

第九話 カタチある記憶

お楽しみに

 

 

 

 

 

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