チルドレンのお部屋 −その12−

 

 

トウジ「あーむっちゃ暑苦しかったな。うん? 渚なにやっとるんや、綾波も一緒に」

カヲル「少し整理をね。えーと今朝シンジ君がもらったラブレターがしめて52通」

レイ 「アスカが踏みつけた手紙が134通。……ラブレターって何?」

カヲル「後でシンジ君に聞くといいよ。……シンジ君に告白しようとした女子が23人」

レイ 「アスカに追い払われた男子が73人」

トウジ「……本当に罪作りな夫婦やな、あいつらは」

レイ 「まだ夫婦じゃないわ。碇くんが18にならないと……」

カヲル「リリス、彼は比喩として言ったんだよ。もっとも現実になるのも時間の問題だとは思うけど」

レイ 「そうなの?」

トウジ「まぁ改まって聞かれても困るんやけどな」

カヲル「ところで鈴原君の方はいつなんだい?」

トウジ「いつって何がや?」

カヲル「もちろん洞木さんとの結婚式だよ」

トウジ「わ、わしのことはほっとけ!!」(赤くなって焦る)

レイ 「……否定はしないのね」

カヲル「そのようだね」

トウジ「くそ、何でわいがこないな目に……」

レイ 「碇くんとアスカがいないせいね」

トウジ「……お前らのせいとちゃうんか?」

レイ 「……知らないわ」

カヲル「偶然じゃないかい?」

トウジ「……(こいつらは普通とちゃうんやった)。まぁええわ、とりあえず次回はおちゃらけからまたシリアスに戻る予定らしいし、そろそろわしも活躍するで!」

カヲル「普段目立たない人が目立つとろくなことにならないそうだよ」

レイ 「そう、よかったわね」

トウジ「くそ、ボロクソかい……」

 

 

つづく

 

 

予告

 

一時の平穏は終わりを告げる

動き出す白い巨人達

それは復讐の刃なのか

それとも神を目指した者の最後の執念なのか

子供達の知らない闇の中で

すでに戦いは始まっている

それはネルフの最後の戦いとなるのであろうか

いまだそのときを知らぬ人々

エヴァを駆る少年少女はその狭間で何を思うのか

 

 

次回、新世界エヴァンゲリオン

第拾参話 動き出す時計

さぁてこの次もサービスサービスぅ!

 

 

 

 

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