チルドレンのお部屋 −その19−

 

 

アスカ「シ〜ン〜ジ(はあと)」(シンジの腕に身をすり寄せごろごろと猫のように甘える)

シンジ「ア、アスカどうしたの!?」

アスカ「………イヤ?」(上目遣い)

シンジ「(う、かわいい…じゃなくて)…イヤじゃないけど」

アスカ「ならいいじゃない」(再びごろごろとシンジに甘える)

トウジ「………どないしたんや惣流?」

カヲル「以前、本編のせいでこの部屋が閉鎖された時があっただろう?」

トウジ「そういやそないなこともあったな」

カヲル「どうもまたそうなりそうな雰囲気でね、今のうちに目一杯甘えておこうと言うことじゃないかな?」

トウジ「ほーさよか………綾波はええんか?」

レイ 「………」(トウジをにらみつける)

トウジ「そ、そんなに怒らんでもええやないか」

レイ 「………」(無視してあさっての方向を見る)

アスカ「レイ何やってんのよ!」

レイ 「別に…」

アスカ「あんたねぇ………ほら右腕はあんたにあげるからあんたも甘えときなさい」

レイ 「………いいの?」

アスカ「あったり前でしょ! はやく来なさい! 今のうちだけなんだから!」(手招きする)

レイ 「………わかったわ」(素直に従う)

アスカ「そうそう、それでいいのよ。ねーシンジ」

シンジ「う…うん」(僕の意志って…)

レイ 「碇くんのにおいがする」(そういって腕に顔をすりつける)

アスカ「あんたバカ? あったり前でしょ」(右にならう)

カヲル「文字通り両手に花だね」(にこやかに笑う)

トウジ「ま、幸せなのはええこっちゃ…」

 

 

つづく

 

 

 

予告

 

エヴァとエヴァが戦う時が再び訪れる

ミサトの指揮の元奮戦するパイロット達

だが、戦況は徐々に不利になっていく

シンジのいない戦場で必死に戦うアスカ

その窮地にカヲルが見せたものは

 

次回、新世界エヴァンゲリオン

第弐拾話 降り出した雨

お楽しみに

 

 

 

 

 

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