KUMA'S iMPRESSIONS
OLYMPUS CAMEDIA C-900ZOOM

実機画像


更新情報


始めに

保母をやってる姉が主に仕事場で使うということで、機種選定をまかされました。私のFinePix700は持ちにくそうで、やはりズーム付きがほしいということなので、初心者でも普通のコンパクトカメラ感覚で使いやすそうなC-900ZOOMを勧めました。レンズバリアを開けるとすぐ撮影できるというのは、戦場のような保育所(笑)では有利です。もちろん年末のデジカメ商戦でダントツの人気だったことも機種選定の大きな要因です。

上述のように、このデジタルカメラは私が購入し使用するものではありません。よって普段は手元にないためあまり詳しいレポートはできないかもしれません。また更新のペースも遅くなると思います。期待した人、ごめんなさい。


値段は

購入日98年の12月末、大阪心斎橋のトダカメラで65,000円だったそうです。オプション等は何も購入していません。


付属している物、していない物

カメラ本体に標準で付属している物は、8MBスマートメディア、ビデオケーブル、カメラケース、ストラップ、アルカリ単3乾電池4本です。FUJIのように使い物にならない2MBのスマートメディアを付けるのではなく、8MBのスマートメディアが最初からついているのは評価できると思います。カメラケースもクッション素材を使ったものが付属しているので今回は縫い物をしなくてもよさそうです(笑)

一方、ACアダプタ(¥4,500)、ニッケル水素電池&充電器セット(¥7,500)、パソコン接続キット(¥12,000)などは別売りとなっています。C-820Lなどの旧機種のユーザーで既にパソコン接続キットを持っている場合でも、転送ソフトウェアのバージョンが古いため買い直す必要があります。ケーブルはそのまま使えるのですから、ソフトウェアのアップグレードサービスを行うなどしてほしいものです。昔から同社のデジカメを使っているユーザーこそ大切にするべきだし、そうすることによりオリンパスファンが増えるんじゃないかなと思うのですが...。ただしパノラマ合成機能などが特に必要のない人は、転送速度の遅いパソコン接続キットよりもフラッシュパスやPCカードアダプタ、スマートメディアドライブなどを買うことになると思うのであまり問題ではないかもしれませんね。


外観について

最初写真を見たとき、同社のコンパクトカメラμシリーズみたいでかっこいいなぁというのが第一印象です。実物はちょっとプラスチックっぽさが目立って思ってたより高級感はありません。特に背面は伝統の安っぽさが受け継がれており、昔所有していた同社のC-820Lと大差ない仕上がりです。定価9万円近い製品なのですからもう少し仕上げにも気を使って欲しいものです。ふた

一般的なカメラと同じ横型のスタイルは非常に持ちやすく、しっくりと手になじむ大きさで安定しています。レンズバリアを開くと沈胴式のレンズが飛び出してくるのですが、従来のC-8xxシリーズと比べてレンズ位置がセンターに寄っていて、しかもレンズ部が飛び出しているので、撮影時に誤ってレンズ部を指でふさいでしまうという悪名高いトラブルは完全に解消されたといっていいでしょう。

また、コネクタ類のカバーは従来はゴム製のものが用いられていて、本体との固定部が今にもちぎれてしまいそうな情けない構造だったのですが、しっかりとしたプラスチック型のカバーに変更されています。スマートになりましたね。


三脚穴相変わらずプラスチックの三脚穴

オリンパスのデジカメは代々三脚穴がプラスチック製で、過去にニフティのフォーラムなどネジ穴があっさりつぶれてしまったとの報告を複数見たことがあります。C-900ZOOMも相変わらずプラスチック製です。つぶれることを見越して別パーツになってるのでしょうか?

また三脚穴がかなり本体の端の方についており、バランスが悪いことこの上なしです。ポケットに入れて持ち歩ける携帯タイプの三脚では支えきれずにコケてしまいそうです。


フラッシュについてポップアップしたストロボ

「ポップアップ・ストロボ」という名称から、必要なときは自動で飛び出してくれるような印象がありますが、実際は手で引き出す仕様です。シャッターボタンを半押ししてファインダー横の手ブレ警告ランプが点滅したら、撮影者の判断によって手でストロボを引き出して使うわけですね。私の場合は極力ストロボをたかないようにしていることが多いので、ストロボを閉じている限り絶対光らないというこの仕様は歓迎ですが、一般的に考えた場合ちょっと不便じゃないのかなぁと思ってしまいます。

なお、ストロボはFinePix700に比べてかなり明るく、十分実用になると思います。


電池について電池収納部

単3型の電池を4本使う仕様です。どこでも売っているアルカリ乾電池が使えるというのは旅先などで急に電池がなくなった場合でも安心ですね。ただしアルカリ乾電池を使った場合あまり電池の持ちはよくないようで、そんなに枚数を撮っていないのに既に3回も電池を交換したと言っていました。やはり充電式で長持ちするニッケル水素充電池が必須ですね。

また、電池収納部のフタは結構閉めにくいです。電池の反対側のバネの反発が強い割に押さえ込むフタが華奢で、フタがしなって割れてしまいそうになりながら無理に押し込むのには神経を使います。


ユーザーインターフェースについて設定画面とボタン

オリンパスのデジカメは従来から「1ボタン1機能」というこだわりを持ってきました。機能の少ないうちは単純明快でよかったのですが、C-900ZOOMのように多機能になってくると話は別です。とりあえずポリシーを貫こうとして機能の数だけボタンをたくさん並べてはみたのだけど、結局収まりきらないので、1つのボタンに複数の機能を割り当ててしまったという中途半端さが目に見えてます(笑)。ボタンの説明アイコンもわかりにくく、★ボタンって何なの?って感じです(実は1度押すと連写モード、2度押すとマクロモード)

パラメータ設定画面もひどいです。、またしても意味不明なアイコンがブルーバックの画面にぽつんと表示されるだけです。せっかく広い液晶画面があるのに、なぜ文章で併記しないの?せめて英語でもいいから表示してくれればわかりやすいのに。

いずれも慣れて、覚えてしまえばなんていうことはないことですが、いかにも技術者が片手間にデザインしたという感じで「こだわって作った」という雰囲気が感じられないのが残念です。
 


光学3倍ズームの威力ズームレバー

ズームの操作はシャッターボタンのすぐ横に配置されたズームレバーを前後に傾けることにより行います。操作性、ズームの速度ともに特に不満のない出来映えです。もちろんズームの操作に連動して、光学ファインダ内の画像も拡大・縮小します。

今まで、固定焦点の機種ばかり使ってきたので「ズームなんて要らない」と半ば負け惜しみみたいな思いをもってましたが、実際使ってみるとこれは便利ですね。構図の自由度が違います。私も次に買い換えるときはズーム付きを考えようっと。


マクロモードについて

本機は80cmより近い距離の撮影ではマクロモードに切り替える必要があり、最小撮影距離は20cmです。最小9cmまで寄れるFinePix700と比べると一見マクロは苦手なように見えますが、ズームをテレ側にしてやることにより、名刺サイズを画面いっぱいに記録することができます。近寄るのは20cmまでで、そこからはズームを使うっていうのはちょっと面倒かも。さっそく、ストラップの20cmのところにテープを巻いて印をつけてしまいました。なお、FinePix700も公称名刺サイズですが、正確に最小撮影距離を設定して両者を比較すると、C-900ZOOMのほうがふたまわりほど大きくアップで撮ることができました。

1999/1/28追記 マクロモードでの画像の歪みが次項目のテストで気になったので、テストしてみました。

被写体は内田洋行のカッティングマット「きりっこ」です。格子は1cm刻みで描いてあります。この「きりっこ」、カーターでの切り抜き作業に重宝するし、微妙な表面の凹凸がマウスパッドとしても最高のフィーリングです。って話はどうでもよくて(笑)マクロでの歪みはやっぱり大きいですね。固定焦点のFinePix700と比べるのは酷なのかもしれませんが、マクロモードを多用する私としてはこれだけマクロで歪む機種はちょっと敬遠してしまいます。


起動時間・処理速度について

レンズバリアを手で開けることにより起動します。特にスイッチ操作は必要ありません。すると沈胴式のレンズがずず〜っと飛び出してくるのですが、ここまでで3秒です。測ってみると意外と速いですね。ストロボ用のコンデサへのチャージが十分な場合はこれですぐに撮影できますが、ある程度電源offで放置して放電している場合はさらに2秒程度待たされます(ファインダ横のランプが点滅)。このストロボへのチャージ待ちはポップアップストロボの状態に関係なく行われます。つまりストロボを収納した状態(強制off)でも無駄なチャージ待ちをしなくてはいけないということです。ストロボを手でポップアップさせたら初めてその時点でチャージを開始するという仕様にしてくれれば、通常は常に3秒で起動できるようになるのに...。
記録モード
待ち時間
SQ(640x480)
2秒
HQ(1280x960)
5秒
SHQ(1280x960)
7秒

シャッターを押してから、次に撮影できるようになるまでの記録時間は右表の通りです。特に速くも遅くもなくごく標準的なスピードではないでしょうか。

なお、本機の電源off操作は、レンズバリアをレンズにあたる直前まで閉める→ズームレンズが自動で格納される→レンズバリアを完全に閉める−という3ステップの作業が必要です。シャットダウン時に待たされるという機種は初めての経験なのでちょっと煩わしく感じます。

1999/1/27追記 シャッターボタンを押してから、実際にシャッターがおりて画像が記録される瞬間までのタイムラグを測ってみました。このタイムラグが2秒近くもあるようなデジカメ(ほにゃららA5とか)も存在し、撮ったと思ってカメラから目を離した後にシャッターがおりて足下を撮っていたなどという笑えない状況になります。デジカメのシャッターのタイムラグを測定するためのユーティリティーがSteve's Digicamsで紹介されていたのでそれを使いました。Windows版のDigital Eyes Camera Timerはいまいちタイミングがつかみにくく測定にばらつきが出そうだったので、Macintosh用に作られたTenSecondsを使いました。

アイコン測定結果このソフトを起動して、スタートボタンを押すと画面は−5秒から時報のようなサウンドとともにカウントダウンを始めます。カウントダウンが0になる瞬間にモニター画面に向けてデジカメのシャッターを押します。それで記録された画像を見ればどれだけ遅延が生じているかがわかるという次第です。数回繰り返しテストしましたがC-900ZOOMでは0.1秒台前半に結果が集中しました。これは優秀ですね。ちなみにFinePix700では0.4秒台中盤でした。

ところで右の測定結果の画面、ウインドウがかなり歪んでますね。決して丸っこい年代もんの14インチモニター上で写したんじゃないですよ(笑)。FinePix700で撮ったのは歪んでないし...。C-900ZOOMってマクロモードでの歪曲が多いんでしょうか?また後日テストしてみます。


再生機能について

レンズバリアを閉めた状態で画面表示ボタンを押すという従来からの方式が踏襲されてます。低温ポリシリコンの液晶はあいかわらず綺麗です。なお、本機は前述のようにシャットダウンに時間がかかるため、レンズバリアが開いた状態でも画面表示ボタンをダブルクリックすると再生モードに移行できるよう配慮されています。

再生時の表示速度ですが、画像1枚あたり5秒とこれまた標準的なスピードです。ずるずると画面上端から画像を表示していくのですが、表示途中でもコマ送りボタンの割り込み操作が可能なので、いつでも表示をキャンセルして次のコマの再生に移ることができます。この機能、以前から切望していたのですが、やっと実現してくれました。また画面分割ボタンを押せば画面を9分割して小さなサムネイル画像表示モードになるので目的の画像をさらに素早く探すことができます。

画像を縦横それぞれ3つに計9分割した任意の領域を画面いっぱいに拡大して見る機能もついてますが、「もうちょっと右が見たい」というときに元に戻って隣の領域を選択しなおさないといけないのは不便ですね。FinePix700みたいに自由にスクロールできればいいのですが。


高速なシリアル転送

高価なパソコン接続キットは意地でも購入したくないので(笑)、自作ケーブルとフリーのデジカメコントロールソフトCame v0.8による組み合わせでテストを行いました。同ソフトのドキュメントで紹介されていたOver115K(通常115Kbpsが上限のパソコンのシリアルポートを230Kbps対応にするフリーウェア)も併せてインストールしました。

テストの結果1280×960ドットのHQ画像(185KB)1枚あたり10秒で転送できることが確認できました。SHQ画像(345KB)でも1枚あたり18秒です。8MB のスマートメディアいっぱいに詰め込んだ状態(HQモード画像42枚で計7.41MB)で全画像の転送に要した時間は6分53秒でした。これは私のFinePix700の3倍の速度です。おそらくMac版フラッシュパスよりも速いのではないでしょうか。これならシリアル転送でも十分実用になりますね。

Macでのテストはケーブルがないため行っていませんが、Macのシリアルポートは標準で230Kbpsをサポートしているので同等の転送速度が得られるのではないでしょうか。なお、Macでもシェアウェアの多機能デジカメコントロールソフトCameraidがあるので、既にケーブルを持っている人は純正パソコン接続キットを買わずに済みます。


連写モードについて

640×480(64KB)
1秒間に約2コマの速度で、最大連続6〜10コマ(撮影する画像によって変化する)の連写撮影ができます。記録される画像はVGAサイズ(640×480)限定です。FinePix700のように1画像に16枚の画像を縮小分割して詰め込むのではなく、1画像1枚の「まとも」な連写です。連写モードに切り替えてシャッターボタンを押し続けるとその間連写され、「カチッ、カチッ」っとシャッターが定間隔でおりている音が聞こえます。右の画像は10コマ連写したうちの1コマです。これを見る限り記録された画像の品質はあまりよくないようで、通常のVGAモードでの取得画像に比べて輪郭がギザギザしているのがわかります。さらに飛行機の胴体のラインは波打ってますね。これは高速に記録するためVGAにリサイズする際に単に間引いて縮小しているせいだと思われます。

ついでに先ほどの連写サンプルの残りのコマの画像を組みあわせて計10コマのQuickTimeムービーにしてみました。Photoshopで320×240ドットに縮小してからムービーにしてあります。秒間2コマではムービーにはちょっと苦しいですね。作成したムービーはこちら(96KB)です。なお、再生にはQuickTime3.0以上が必須です。

この連写モード、画質が低いので高速で動く被写体の静止画記録用としては使えないし、動画としても役不足です。これではあまり役に立ちそうにありませんね。


撮影サンプル

サムネイル画像をクリックすると、別ウインドウに画像を表示します。画像は特に断りがない場合はノーレタッチのカメラ直画像です。新しいサンプルが撮影出来次第ぼちぼち追加していきます。

初日の出
1280×960(176Kb)

 オートで撮影してあります。暗い部分のノイズも少なくて気持ちいいです。以前所有していたC-820Lなど一昔前のオリンパスの機種はオートホワイトバランスがきつすぎて夕焼けが赤く写らないということがありましたが、改良されているようです。さらにオートホワイトバランスの補正が気に入らない人はホワイトバランス固定モードも用意されています。

画像は99年元旦の初日の出です。今年もよろしくお願いします(ってこんなところに書いてどうする)

花の接写
1280×960(184Kb)
記録モード:HQ
ホワイトバランス:AUTO

花の接写
640×480(64Kb)
記録モード:SQ
ホワイトバランス:太陽光

花の接写
【参考】FinePix700で撮影
640×480(80Kb)

 マクロモードの最小撮影距離(20cm)まで定規で測って正確に寄って、さらにズームをテレ側いっぱいにまで拡大しています。すなわちメーカー公称の最大限のマクロ画像ということになります。下のFinePixのマクロ画像に比べて、さらに拡大できていることがわかります。上段の高解像度の画像を見てもわかるようにマクロモードでの解像力も申し分ないですね。HQモードは1280×960モードの中でも最も低画質(高圧縮)なモードですが、JPEG圧縮のノイズも目立たないですね。

 色合いに関して、オートホワイトバランスで撮ったもの(上段)はちょっと色が変ですね。続けてホワイトバランスを太陽光固定モードにして再度撮影しました(中段)。かなり良くなりましたが、現実の色とは少し違います。このあたりが補色フィルターCCD機の限界でしょうか?原色フィルターCCDのFinePix700で撮った画像(下段)も正しいとは言えませんが、一番現実の色に近いと思います。

JAL747
800×534(100Kb)
レタッチ後

1999/2/8追加 左の画像はトリミング後に縮小しているとは言え、3×ズームの威力はさすがです。ズームのない機種ではこういうショットは撮れませんでした。また、こういった動きの速い被写体を撮る場合、本機はワンタッチでフォーカスを無限大に固定できるボタンを装備しているので便利です。

 当日は天候があまり良くなくて生画像がもうひとつシャキッとしなかったのでコテコテに(笑)レタッチしてあります。なお、カメラ直の生画像はこちら(176KB)に置いてあります。レタッチしてると空のざわついたノイズがちょっと気になります。レタッチの耐性はFinePix700のほうがありますね。

 この画像はガードレールそばの鉄製の細い杭に登って撮ったのですが、その上に立つ勇気がなくて(笑)座って撮ったので手前に余計な有刺鉄線が写ってしまいました。後で思ったのですが、「両手でカメラを頭上に掲げて液晶モニターを見ながら撮ればよかった」のですね。こういう撮り方ができるのがデジカメの利点なのに、あ〜なんておバカなんだろ。

関空エアロプラザ
1280×960(176Kb)
関空エアロプラザ(ズーム)
1280×960(160Kb)
関空駅
1280×960(172Kb)

1999/5/7追加 以前FinePix700とC820Lの比較サンプルを撮影したポイントに行く機会があったので同じアングルで撮ってきました。撮影日時が違うので厳密な比較はできませんが、偶然にも前回と同じような曇った天候だったのである程度は比較できると思います。あいかわらず植え込みの緑がくすんで枯れているかのように写ってしまうのは補色フィルター機の宿命なのでしょうか?さらにマクロ同様樽型に画像全体が歪んでます。

2枚目のショットは1枚目と同じ位置に立ったまま最大までズームを望遠側にしたものです。3×ズームの本領発揮ですね。

3枚目は特に意味ありません。室内のサンプルということで。左上に並んだ窓の輪郭部分の色ずれがちょっと気になりますね。


QuickTime VR
パノラマムービー(176Kb)


QuickTime3.0以上が必要です

QuickTime VRパノラマムービーを作ってみました。左の写真をクリックしてムービーをロードした後、ムービー内でマウスを押したまま左右上下にドラッグすると、360度グリグリと景色を動かすことができます。また [Shift]キーでズームイン、[Ctrl]キーでズームアウトできます。

C-900ZOOMにはパノラマ撮影を補助する機能があるのですが、なんとオリンパス純正スマートメディア(パノラマファンクション付き)を使用していないとその機能が使えません。さらに撮影したパノラマ画像のつなぎ合わせソフトは別売のシリアル接続キットに同梱されているというありさまです。これではPCカードリーダーやフラッシュパスユーザーも不要なシリアル接続キットを買わなくてはなりません。なぜここまで排他的かつユーザーの立場を無視した仕様にするのか理解に苦しみます。

で、今回はあえてパノラマ撮影機能も純正ソフトも使用せず、目分量でぐるりと撮影し、つなぎあわせはPhotoshopで行い、QuickTimeVRムービー作成はフリーのQTVR Make Panorama 2を使いました。作成にはちょっとしたコツがいりますが、人間回転三脚(笑)でも意外とうまくいくもんです。パノラマ製作のコツはまた後日公開しようと思っています。

夜景
800×600(80Kb)
縮小・アンシャープマスク

 

1999/9/22追加 夜景のテストです。見た目より少し明るく撮れていますが、ほぼ見たまんまの雰囲気になりました。オートホワイトバランスで撮ると補正が効きすぎてオレンジのランプの雰囲気が消し飛んでしまった(28kb)ので、太陽光固定モードにして撮ってあります。手持ちで撮影するとどうしてもブレをおさえることができなかったので、カメラを手すりに置いて、さらにシャッター押し下げ時のブレを排除するためセルフタイマーモードで撮影しました。あとで撮影した画像のExifデータを参照するとシャッタースピードは1/2secとなっていました。これでは手持ち撮影でブレるの無理ないですね。生画像はこちら(184kb)

B777-300
800×600(80Kb)
縮小・アンシャープマスク

逆光状態での撮影です。C-900ZOOMでは逆光時にも最適な露出制御がされるという自動補正機能がついているのですが、さすがにこのような状態では補正しきれないようです。オートで撮ると機体が真っ暗になってしまったので、これは露出補正を手動にして+1.0EVで撮ってあります。生画像はこちら(160KB)
ちなみにこれはジャンボを超えて世界最長の胴体を誇るボーイング777-300です。いやぁホントにデカいですね。

望遠側
800×600(80Kb)
縮小・アンシャープマスク
レベル補正

ズームレンズの望遠側では遠くの物を撮れるというメリットの他に、遠近感を圧縮して撮れるという効果が生まれます。こういう絵が撮れるのはズーム付きカメラならではですね。生画像はこちら(184kb)

広角側
800×600(72Kb)
縮小・アンシャープマスク
レベル補正

ズーム広角側も、これはこれで迫力ありますね。露出を失敗したのでレベル補正でごまかしてあります。生画像はこちら(160kb)


800×600(48Kb)
縮小・アンシャープマスク

特に意味はありません。生画像はこちら(164kb)


総評

例によって後日まとめます(^_^;)

とりあえず、ひとこと。VGA機や古〜いXGA機を持ってる人、初めてデジカメを買う人には絶対おすすめ。既にメガピクセル機を持ってる人は、春に各社の200万画素機が出そろうまで待ってから考えましょう。


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