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FinePixシリーズ(4700Z/4900Z/40i/4500)のムービーをWindowsMediaエンコーダーで再圧縮

更新情報

はじめに
FinePix4700Zの大きな動画ファイルをQuickTimeProで再圧縮する方法を以前掲載しましたが、WindowsユーザーにとってはQuickTimeProの登録料が必要なので、ちょっと気軽には手を出しにくいですね。今回は無料で使えるWindowsMediaエンコーダーを使った方法をまとめてみました。最新Codecの WindowsMediaVideo V7 はMPEG-4を上回る驚異的な圧縮率を誇るので、画質を保ったままかなり小さくすることができます。(▼2001.3.19追記 今のところ作成ツールはWindows版しかありませんが、MacintoshでもWindows MediaPlayer 7 for Mac Beta をインストールしてもらえば作成したムービーの再生はできます。)

関連ツールのダウンロード&インストール
まず、WindowsMediaエンコーダーを含む関連ツール一式をマイクロソフトからダウンロードしてインストールしておきましょう。

Windows Media 関連ツールダウンロードページ
http://www.asia.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/download/default_1.htm

・Windows Media エンコーダ 7
 圧縮を行うMediaエンコーダの最新版です。
Windows Media ツール 4.1
 できあがったムービーの簡単な編集を行いたい人はついでにこれもインストールしておきましょう。
 なお、Media エンコーダの古いバージョンインストールされるので、後から上の最新版を入れましょう。
Windows Media Player 7
 おなじみMedia Playerの最新版です。
 これをインストールしておかないと、WMV7 Codec で作成された動画の再生ができません。
 なお、Windows Me には最初からWindows Media Player 7はインストールされています。
 ▼2001.03.19追記 WindowsMediaPlayer6.4でも自動アップデート機能により再生できるようです。

さらに、これらのツールでFinePixシリーズの動画ファイルを開くためには、Motion-JPEG Codecが必要です。こちらを参考にしてあらかじめインストールしておいてください。▼2001.3.19追記 残念ながらPIC Motion-JPEG Codecは有料になってしまいました。かわりにMicrosoftのDirext X 8.0a ランタイムをインストールしましょう。
すべてインストールが完了したら次に進んでください。

Profileのコピー
Windows Media エンコーダーには多くの圧縮プロファイル(ひな型)があらかじめ用意されていますが、残念ながらFinePixの動画形式にぴったりの圧縮プロファイルはありません。一から作成の説明をするのも面倒なので(おい)あらかじめ、こちらに画質設定を変えて3種類用意しておきました。

FinePix(SHQ) プロファイルダウンロード(5KB)|動画サンプル(246KB)
 比較的高画質な設定です。ファイルサイズはオリジナル比1/3ほどになります。

FinePix(HQ) プロファイルダウンロード(5KB)|動画サンプル(159KB)
 画質はそれなりです。ファイルサイズはオリジナル比1/5ほどになります。

FinePix(Basic) プロファイルダウンロード(5KB)|動画サンプル(72KB)
 画面サイズを半分にして、圧縮率をかせいでます。オリジナル比1/10ほどになります。
 これだけ圧縮できると長いムービー(こんなのとか)でもメールで送れますね。

※動画サンプルの再生には Windows Media Player 6.4 以降が必要です。
※動画サンプル作成に使用したオリジナルの動画はこちら(850KB)です。画質の劣化具合の比較確認にどうぞ。

必要なものをそれぞれダウンロードしてプロファイルの置かれているフォルダにコピーしておいてください。
(例:c:\Program Files\Windows Media Components\Encoder\Profiles\)

圧縮手順

設定画面
Windows Media エンコーダを起動した状態。「新しいセッション…」を選択して「OK」を押す。
↓
設定画面
「オーディオまたはビデオ…」を選択して「次へ」を押す。
↓
設定画面
圧縮したいFinePixの動画ファイルを「参照」ボタンを押して指定する。
これを見るとわかるように圧縮後の拡張子は*.wmvとなります。
↓
設定画面
画面の通り。
↓
設定画面
FinePix用のプロファイルが正常にコピーされていれば、プロファイル選択部分でFinePix用プロファイルが
見つかるはずです。好きのものを選びましょう。
↓
設定画面
面倒な人はこれらの情報は入力しなくてもOKです。「完了」を押しましょう。
↓
変換中画面
圧縮が開始されます。
「表示:」を「両方」または「分割」にしておくと、圧縮前後の画質の違いを並べてリアルタイムに確認できるので便利です。
↓
結果画面
無事終了するとこの画面になります。「出力ファイルの表示」を押すと、すぐに再生して確認できます。

不要なカットを削除
圧縮完了後に、前後に不要なカットがあれば削除してしまいましょう。
まず、できあがった*.wmvファイルのファイル名の拡張子を*.asfにリネームします。(例:sample.wmv → sample.asf)
「使えなくなる…」との警告が出ますが、「はい」を選択しましょう。これは、編集に使う Windows Media ASFインデクサーがasfの読み込みにしか対応していないための対応処置です。

ファイル名の変更が終わったら、Windows Media ASFインデクサーを起動して、「ファイル」→「開く」で、ムービーファイルを読み込みましょう。
Windows Media ASF インデクサー画面

前後の不要なカットを削除する場合を例にとって説明します。
まず、再生ボタンを押して、再生を開始して、前半の要らないカットが終わった時点で、一時停止ボタンを押して再生を一時停止したのち、「マークイン」ボタンを押します。
再度再生ボタンを押して再生を続行して、必要なカットが終わった時点で再度一時停止して、今度は「マークアウト」ボタンを押します。これで必要なカットだけが選択されました。あとは「ファイル」→「名前を付けて保存」で保存しなおすだけです。
なお、WindowsMeの人はもっと高度な編集ツールが付属しているのでそれを使うのもいいでしょう。


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