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ぱそこん Photo Legacy Z ski Club Link  

房総半島ドライブの旅

1999年、夏。南房総の館山へ海水浴に出かけた。BGレガシィである。出発地が東京の東側なので、東京湾アクアラインを通るよりは、京葉道路を通った方が近い上に、料金的にもぐっと安い。

京葉道路をそのまま進み、現時点での館山自動車道の終点の【木更津南IC】で降りる。館山自動車道は富津まで延伸され、その先は富津館山道路につながる予定となっている。現在、富津館山道路は竹岡−岩井勝山間が1999年3月に部分開通したが、まだまだ完成とは言い難い。富津館山道路との完全接続・全線開通が待ち遠しい。

最短距離としては、木更津南ICから国道127号で、海辺を走りながらいくつものトンネルを抜けるルートである。がしかし、これらのトンネルの多くは狭く、大型トラックや観光バスのすれ違いは大変でその都度最徐行する大型車で長い渋滞にはまる。そこで今回は、国道127号線の内房ルートは使わないことにした。

木更津南ICを降りてしばらくすると、房総スカイラインの標識が出てくるので、ここを左折する。房総スカイライン(410円)は、そのまま進んでいくと、鴨川有料道路(200円)に接続しているので、これも利用する。内房ルートが大渋滞であっても、このルートは比較的空いているので、お勧めである。今回の目的地である館山に向かうには、鴨川有料道路を使わないで、国道410号を通って千倉へ向かうのが、本当は近い。ただ、急ぐわけでもなかったし、鴨川〜千倉間の海水浴場や宿泊施設の調査をしたかったので、そのまま鴨川へと進むことにした。でも結果的には、鴨川〜千倉間では、気に入ったところ を見つける事が出来なかったのが残念である。おっと忘れていた。鴨川シーワールドは、楽しいと思うぞ。


千倉から先は、とにかく海岸沿いを走るようにした。場所によっては、海まで数mといった 道路が続く。千倉で気に入ったホテルは、スパパラダイス夢みさきであった。館内にいくつもの温泉があり、ゆったりと過ごすには楽しそうである。ただし難点が幾つかある。まず第一に宿泊料金が非常に高い。しかも土日は大混雑で予約が大変である。さらに、すぐ目の前には海水浴場が無い!10分くらい歩かなくてはいけない。 良い点としては、すぐ隣りに海産物の販売所があって、新鮮な魚介類を売っている。

でも、魚介類の購入だったらもっと良いところが見つかった。それが潮風王国である。スパパラダイス夢みさきは、JR千倉駅の近くだが、ここはもう少し南にある。とにかく安い上に種類が豊富。驚いたことにマンボウの刺身も売っていた。千倉港に時折、揚がるそうである。ここはレストランもあるし、漁船の展示があって中に入って遊ぶことも出来る。漁船前のプール?では、子供たちが楽しそうに泳いでいた。目の前の海は遊泳禁止である。通信販売サザエやアワビを買うことも出来る。

海水浴としては、スパパラダイス夢みさきと、潮風王国との中間の南千倉海水浴場がお勧めである。エメラルドグリーンの海とアイボリーの砂浜が美しい。そして単なる砂浜だけではなく、岩場などもあって楽しめる。

千倉から北上して(鴨川の方へと戻る形)和田へと向かうことにした。この中間付近で見つけたのがローズマリー公園である。ここは「道の駅」なのだが、シェークスピア・カントリー・パークと言うのが併設されていて、なかなか楽しめるスポットになっている。すぐ隣りには国民宿舎「しおさい」もある。ここは良いと思う。平成15年からはホテルローズマリーしおさいと、名前が変わった。


千倉から南下して白浜の方へと進むと、名倉海水浴場と言うのが出てくる。こじんまりとした海水浴場だが、シャワーなどの設備は揃っているし、駐車場も無料である。圧巻なのは真っ白な砂浜である。ものすごく綺麗。しかも波がほとんど無く穏やか。のんびりするにはBESTかも知れない。砂浜の両サイドは岩場になっていてスノーケリングも楽しめる。ものすごく気に入った。本当はここで泳ぎたかったが、とりあえず宿まで行ってみようと思って、泳ぐのは別の海水浴場を探すことにした。


いよいよ、館山に到着である。宿はすぐに見つかった。よし、とにかく泳ごう〜。海水浴場をどこにしようか悩んだが、白浜の方へと戻るのも口惜しいので、先に進んでみることにした。 洲崎灯台を越えて太平洋側から東京湾側へと移ったところに、波左間海水浴場と言うのを見つけた。ここで泳ぐことにする。駐車場が有料だったが仕方が無い。このすぐ近くから は、観光水中船(2500円)が出ている。ちょっと高いが、エアコンの効いた船内から海中の様子を見る事が出来るそうである。まぁスクーバダイビングをする人だったら、ちゃんとしたダイビングポイントに自分で潜った方が絶対に楽しいと思う。だから私は乗らなかった。

館山には北条海水浴場(波左間よりも20分くらい北。JR館山の近く)と言う大きな海水浴場があるのだが、 私はあまり規模の大きなところは好みでない。今回の波左間海水浴場は、白浜の名倉海水浴場よりはちょっと大きいが、それでもこじんまりしていて好感が持てる。そうそう、ここにはなんとプールもある 。小さな子供を遊ばせるには良いかも知れない。ただ今回は、着替え終わって車に乗ってから気づいたので、プールには入れなかった。


実は今回の宿は、宿泊する前日にインターネットで検索して予約したので、どんな宿なのか行ってみるまでまったく分かっていなかった。「ベッド&朝食」と言うスタイルが基本となっていて、夕食は近所の「専門店」でどうぞと言うものである。言われてみれば確かになるほどである。

泊まったところはペンション・シロッコと言う。夕食は宿では出ない。近所の料理 専門店に出掛けていって食べると言う方式となっている(宿泊とセットなので、多少安く設定されている)。何軒かの店から選ぶことが可能で、私たちは「地物の握り寿司+サンガ焼き(2500円)」にした。富鮨と言う店である。これがもうとんでもなく旨かった。夕食は大満足、部屋も良かった。まともな冷蔵庫もあるので、自分で買ってきたウーロン茶のペットボトルを冷やすことが出来た。TVの他にビデオデッキも置いてあり、映画などのビデオテープも用意されている。ピングーを借りて、子供と一緒に楽しんだ。風呂もユニットバスだけどサイズが大きいので、のんびり入れる。なによりも建物全体が新しくて綺麗。いわゆるパンフレット通りの美しさである。

夕食後には、館山ファミリーパーク(TEL 0470-28-1110)と言うところに遊びに行ってみた。昼間は有料なのだが、夜は入園料が無料となるのである。地図はこちら。ここは1年を通して、その時期 ごとの花摘みが出来る事で有名である。

この宿の 唯一の不満は駐車場かな。全部で5部屋で駐車スペースも5つあるのだが少々狭い。まぁしかしこれは大した問題ではない。問題なのは朝食である。足りないぞ〜(^_^;) そしてもう1つ。海までは車で5分くらいの距離がある。歩いて海に行くのは無理がある。早朝の海岸線の散歩ってのは不可能に近い。


将来のために、近くの宿泊施設を見て回る。

パンフレット・ガイドブックや、ホームページで探すのも良いのだが、それらはみな新築時の写真ばかり 。現時点での概観とか、雰囲気などと言うものは、実際に自分の目で確かめるのが一番である。あちこちの宿に直接行ってパンフレットを貰うことにした。まぁ食事内容に関しては分からないのだが、少なくともそれ以外はなんとか。

当初「ここに泊まろうかなぁ」と考えていた宿はホテルアクシオン館山である。実際に行ってみた。確かに良いことは良いのだが、宿泊料金があまりにも高い。その価格に見合っているかと言うと、少々疑問が残る。なにしろ2万円を軽く超える。すぐ隣りにザ・リンクス。これがなんとも良い。ただここも高いのが難点である。1万8千円。

もう少しリーズナブルなところを探してみる。あった。ペンション海岸通り。食事が期待出来そうである。その隣りのペンション・マーメイドも良いと思う。女の子がとっても気に入りそうな外観の建物である。これらの宿はどれも、海まで歩いてすぐである。この付近は遊泳禁止であるが、早朝の風景写真を撮ったりするには、最高のロケーション。凧揚げなんかも楽しいだろうと思う。次回はこれらの宿に絶対に泊まってみたい。

ところで、もっとリーズナブルな宿があった。
千葉県立南房パラダイス(植物園&プール、700円)と言うところに行ってみたのだが、ここは1999年3月に「ふれあい動物広場」って言うのが完成して、ヤギとかウサギに直接触ることが出来る。子供は大喜びであった。地図・料金はこちら。そろそろ昼食にしようと考えていたところ、すぐ隣り(と言うか、ほとんど同一敷地のイメージなのだが)に千葉県立「いこいの村たてやま」ってのがある。そこのレストランで食べた。ふと誰でも泊まれるんだろうか?と思って聞いてみたところ大丈夫だと言う。とっても安いのに設備充実 ・美麗。難点はと言えば、夏休みとお正月に関しては、事前に定められた特定の期間(1週間程度)の消印のある往復葉書で申し込まなければならない点である。つまり、かなり前から計画を立てなければならないので、1ヶ月くらい前に行きたいなぁと思っても無理なのである。惜しい。まぁキャンセルによる空室狙いで電話してみる価値はあると思う。なお宿泊者は、南房パラダイスの入場料が無料になる。


帰り道であるが、基本的には行きに利用したルートと同じである。問題は道路の渋滞である。館山自動車道と千葉東金道路が合流する千葉東JCT付近(実際には蘇我および高田あたり)が渋滞の最後尾となり、先頭は穴川付近である。距離的には5Km少々であるのだが、30分で通過するのは極めて難しい。下手をすれば1時間以上も掛かってしまう事もある。そこで市原ICで降りてしまうと言う方法が有効である。インターを出たら国道16号線を経由して、そのまま国道14号線へと入る。千葉市内でまた渋滞となる事もあるのだが、モノレールが出てきたら左折して湾岸道路へと向かう。そうすれば幕張メッセ 、スキードーム・ザウスの横を通過して、船橋市内へと抜ける事が出来る。このルートを利用すれば、京葉道路の稲毛料金所付近の渋滞も避ける事が出来てしまう。あとは船橋ICから京葉道路・首都高速7号線に乗れば、そこそこ流れる。幕張から首都高速・湾岸線に乗ってしまうのも1つの手だ。ただ東京ディズニーランドから帰る車の渋滞と重なってしまうと、どうにもならない。そんな時には葛西ICで降りてしまって、東京都内の一般道を通った方が、ずっと空いている事が多い。

今回の旅行のまとめ。
行き:午前7時出発。途中あちこち遊ぶ。午後2時
波左間で海水浴。午後5時夕食。
帰り:午後3時まで南房パラダイスで遊ぶ。午後4時潮風王国で干物を購入。午後7時帰宅。

 

  このページの最終更新日は2014年04月09日です。