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NF7のBIOS復旧作戦

 

2003年4月5日 最新BIOSに更新しようとして失敗。

もはや普通に起動しなくなってしまった。


BOOT BLOCK だけは生き残っているようで、FD内の AWDFLASH.EXE を

自動的に読み込むけれど、そこから先のBIOSイメージを読み取らない。

《ソースファイルが見つからない》とのメッセージが出て終わり。

これでは何の解決にもならない。

 

もはやバーッテクスリンクに4千円を支払って、BIOS修復を依頼するしか

ないのだろうかと考えたけど、もしも自力解決が可能ならば、

チャレンジしてみるのも良い体験になると考えた。

 

そこで、どっくさんの掲示板で相談してみたところ、

以下の手順で、無事にBIOSを修復する事が出来たのである。

本当に、本当に良かった。



事前準備として、もう1つ別の nforce2マザーボードを

入手する必要があったので、秋葉原に出掛けて買ってきた。

EPoX社のEP−8RDA+を購入。 => 6号機へ。

そして今回の作業の主役「ROM焼きだいじょうぶRD1−LPC2」も購入。

 

 

【手順1】

8RDA+にCPU、メモリ、VGA、FDDだけを接続。

購入直後なので、BIOSセットアップでデフォルト設定をロード。

保存し電源OFF。

 

【手順2】

8RDA+の BIOS ROM を引き抜き、ROM焼きだいじょうぶを差し込む。

さらにROM焼きだいじょうぶの上部ソケット部分に、引き抜いた BIOS ROM を

差し込む。

 

【手順3】

ROM焼きだいじょうぶには切り替えスイッチがあって、

RD1とORGと記されている。

 

最初はORGの状態で8RDA+を起動させ。EP−8RDA+用の

最新BIOSが入っているFDを使って、MS−DOSモードで起動させる。

 

そしてスイッチをRD1にしてから、BIOS UPDATE を実施し電源を切る。

この作業によって、8RDA+のオリジナルROMではなくて、

RD1のROM内が最新BIOS状態となったわけです。

 

【手順4】

スイッチはRD1のままで起動させる。無事に起動する事が確認できたら、

そのまま電源を切る。

 

【手順5】

壊れてしまったABIT社NF7の BIOS ROM を引き抜いてから、

RD1上部のスロットに差し込む。もちろんそこには、つい先ほどまでは

8RDA+のオリジナルROMが入っていたので、実際にはそれと交換と言う意味になる。

 

【手順6】

スイッチはRD1のままで、今度はNF7用の最新BIOSが入ったFDを使って、

MS−DOSモードで起動させる。起動後スイッチをORGにして

BIOS UPDATEを実施。これで、NF7用ROMに最新BIOSデータが書き込まれる。

 

【手順7】

NF7用のROMを元に戻す。

続いて8RDA+用のROMを、RD1上部に戻しても構わないが

今後いつ、同様の不具合が発生しないとも限らないので、

このマザーボードはこうした事態のためのROM焼きマザーとして

利用しようかとも考えて、RD1上部ソケットは《空》のままにしておいた。

 

ちなみにNF7も8RDA+も、PLCCタイプのBIOS ROMだが、

前者は512KB(4Mbit)タイプで、後者は256KB(2Mbit)タイプ。

 

「4Mbit対応のROM焼きだいじょうぶ」が未発売なので

代わりに「2MbitタイプのRD1−LPC2」を使ったけれど、

容量が違うにも関わらず、無事に使えて一安心。

 

 

  このページの最終更新日は2014年04月08日です。