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ThinkPad T42(2373-3WJ)購入記

 2000年に購入した IBM ThinkPad i 1200 ですが、光学ドライブがCD-ROMだったので、

外出先で CD-R を作成することが出来ず不便でした。これは後に、バルクのCD-Rドライブを購入して

自分で交換して解決したのですが、もう1つ大きな問題がありました。それは重量。

 そんなわけで2002年ごろから持ち運びが簡単で、なおかつ私なりに満足できるノートパソコンを

ずっと探し続けていましたが、なかなか見つかりません。

 同じ IBM の ThinkPadで、s30とかXシリーズが登場しましたが光学ドライブがありません。

ビクターからもインターリンクが発売されましたが、これまた光学ドライブがありません。

もちろんUSB接続のCD-Rを購入すれば解決するのですが、わざわざ2つの物を持ち運ぶのは抵抗があり

出来れば内蔵されている方が良いなぁと思っていたものです。

 そうこうしているうちに月日が経ち、いつまでも買うことが出来ませんでした。

 

 パナソニックからレッツノートW2が登場。光学ドライブ内蔵で、軽い!

CPU○、メモリ○、HDD◎、液晶の解像度○(VGA 1024×768)、光学ドライブ◎、重量◎です。

これこそ求めていたものだと思って発表展示会に出掛けたら、キーボードが最悪。

こんなんじゃ入力できません。

 同じパナソニックでY2と言うのもありまして、こちらのキーボードなら大満足。使いやすい。

CPU○、メモリ○、HDD◎、液晶の解像度◎(SXGA+)、光学ドライブ◎、重量◎です。

ところがこのY2、液晶が高解像度なのは嬉しいのですが、視野角が狭すぎます。

自分1人で見る場合ですら、角度をあれこれ変えないといけないのは、不便すぎます。

 

 同じ頃 NEC からRXシリーズも登場しました。かなり強力な性能で魅力あります。

CPU◎、メモリ◎、HDD◎。液晶の解像度◎(SXGA+)、光学ドライブ◎、重量○でした。

けれど、こちらの液晶の視野角も狭く、とても見にくかったのです。

目が疲れそうなので候補落ち。

 

 ビクターから光学ドライブ内蔵のインターリンクXVが登場。

CPU○、メモリ○、HDD○。液晶の解像度△、光学ドライブ◎、重量◎です。

うんうん、これなら良いんじゃないの?と思ったのですが、どうも高い。

少し様子を見ていようと思ったら、あっという間に売り切れて、その後入荷しない。

どうも思うに、生産していないじゃないの?と感じられます。

 

 同様なタイプで、富士通のLOOXシリーズやソニーの VAIO TypeTなども

候補に挙がったのですが、どちらも高くそして売り切れ。

 パナソニックのW2やY2もモデルチェンジを繰り返し、かなり使いやすくなりました。

でもその代わりに価格が上昇してしまいました。ちょっと手が出ません。

 

 ソニーの VAIO Z は、かなり気に入りました。本気で購入を考えたのですが

どこを探しても売り切れです。

 

 なかなか、これだ!と言うのに出会うことが出来ないまま数年が経過。

しかしその間に、ThinkPad i 1200 の使い勝手は、どんどん悪化してゆきます。

2005年2月になり、春モデルが出揃いました。もうすぐ夏モデルが登場しそうです。

 本気でノートパソコンを買おうと考えたのですが、最初の候補となった

ソニー VAIO TypeS は、どこを探しても売り切ればかり。諦めました。

 LOOXは高すぎます。インターリンクも売り切れです。


 IBMからの広告メールが届いたので、ふらっとホームページを見に行きました。

するとなんと! あのT42が18万円台で売っているじゃないですか。驚きです。

CPU◎、メモリ◎、HDD◎。液晶の解像度◎(SXGA+)、光学ドライブ◎、重量○です。

そりゃまぁもちろん、メモリが少なく、光学ドライブが CD-ROM だったりすれば

いくらだって安くなることでしょう。でも違いました。

CD-R/RW と DVD-ROM のコンボドライブSXGA+(1400×1050)の高解像度です。

メモリだって512MBなので、差し当たりは増設せずに使えそうです。

そして何と言っても ThinkPad の7列キーボード。これは最強です。

 似たような型番で T42p と言うのがあります、こちらは超高級品です。

こんなのは手が出ません。でも私のところの用途だとT42で十分です。

 結局、これを選ぶこととなりました。


【セットアップ】

(1)付属品を確認した。

 印刷物・特に説明書は限りなくゼロに近い。
 そもそも購入後にやるべき事が何なのか、どこにも書いていない。
 いやまぁ、かなり見落としがちではありますが「ACCESS IBM と言うボタンを押せ」と、
 やけに大きな紙の片隅に1ヶ所だけ記述されていた。

 

(2)その ACCESS IBM ボタンを押してみた。

 すると、富士通パソコンで言えば@メニューみたいな画面が出てきた。
 ただし中身はサービスアシスタントに近い。

 

(3)リカバリーCDを作った。

 作り始めたのは良いのだが、何枚のCDが必要になるのかが表示されず、
 いつになったら終わるのか不明。この状態で延々と作業を続けるのは苦痛。
 IBM Rescue and Recoveryのソフトウェア部分で1枚。
 データであろうリカバリCDが全部で6枚。
 たまたま新品のCD−Rが10枚以上あったから良かったものの
  無かったら、どうするんだろ??
 ThinkPadを買うような人は、空きCD−Rを数多く所有しているのが当たり前と言う結論に達しました。

 リカバリーCDの作成には2時間ほど掛かりました。
 ところで 私の場合には、自分からリカバリーCDを作ろうと思って
 この機能を探していたから良いようなものの、付属の説明書と言うか
 印刷物には、この辺りのことは記載されていない。
 確かに「ハードディスク to ハードディスク」方式によるリカバリーが可能で
 特別リカバリーCDを作成しなくても良いのかも知れない。

 でも、HDDそれ自体が壊れたら?? 私は心配です。
 やっぱり「今の」ThinkPadは、生まれて初めてパソコンを購入する人向けじゃぁ無いですね。
 あ・・だからこそThinkPadを選んだとも言えます。分からないことは自分で探す。
 そういう使い方が好きですから。

 

(4)ノートン2005をインストール・設定。

 問題なし。

 

(5)WindowsXPの設定

 画面回りとか操作環境回り、その他どうしても必要な各種設定。1時間程度。

 

(6)インターネット接続の設定。

 まず最初に 無線LANの親機側に、T42のMACアドレスを設定。
 T42側でも暗号キーなどの設定を行なう。

 【ハマったこと1】

  アクセスポイントの検索をしてしまった。

  家のアクセスポイントは、検索しても出てこない設定だったのを忘れてた。

 【ハマったこと2】

  IBM製LAN切り替えツール(IBM Access Connections)などの設定。

  素のWindowsXPでのワイヤレス設定なら分かっているけど、これを利用すると
  接続する場所・接続先に応じて、手動での設定変更が必要。
  再起動を必要とする変更箇所もあったりして面倒。
  ところがIBM Access Connectionsってソフトならば、接続先に応じた設定内容を保存可能で
  簡単に切り替えることが可能・・・のはずだったんだけど、つながらない。

  色々と調査してみて、原因は2つあることが判明。
  DHCPクライアント機能が、何度も何度もIPアドレスを要求するもんだから
  DHCPサーバーに設定してある個数制限に引っ掛かる。
  IPアドレスを貰えなくなれば、当然つながりません。

  もう1つはノートンのファイアーウォールで引っ掛かる。
  素のWindowsでの設定ならばすんなりつながるんだけど、切り替えツール経由だと遮断される。
  ネットワークアドレス単位での許可・遮断設定が原因なのは分かってるんだけど
  その決定的な解決方法を見つけるまでに時間が掛かってしまった。
  ようするに、ノートンで許可するネットワークアドレスを指定するに当たり
  1回だけ指定/1回だけウィザード実施だとWindows素だけに対してだけで
   切り替えツールは同一数値であろうとも、これまた別だったのね!
   これに気付くのに時間が掛かってしまった。でも同一ネットワークアドレスなのに
   遮断されちゃうなんて何となく違和感あり。なんだろ? まぁいっか。

 

(7)Windows Update

 

(8)ノートンの Live Update

 

(9)マイクロソフト5ボタンマウス(インテリマウス・エクスプローラ)を接続

 横スクロールも可能なタイプです。
 WindowsXPで勝手に認識。ちゃんと使える。

 

(10)LOASの10キーボードを接続。

 これまたドライバ不要で、本体キーボードはNumLockオフのまま
 10キー側はNumLockオンになり、正常稼働。
 エクセルで数値を大量に入力するときに、どうしても必要。

 

(11)保守マニュアルをダウンロード

 IBMのサイトで、保守マニュアルを入手。
 PS/Vを使っていた頃から、この保守マニュアルってのは馴染みがあり
 むしろ手元に無いと、なんとなく不安感が(^^)

 

(12)高解像度を楽しむ

 インターネットは使えるようになりました。
 でもワード・エクセル・アクセス等がありません。明日にでも買ってこなくっちゃ。
 アプリケーションもなく、特にやる事も無いのでホームページ閲覧で高解像度を楽しむ。

 今時のメーカー製のデスクトップならば、標準で17インチ液晶1280×1024ですが、
 ノートパソコンの場合には1280×768とか1280×800などの微妙に大きい機種はあるけれど、
 まだまだXGA画面が主流。私はもうXGA(1024×768)には、戻れそうにありません。
 T42の1400×1050は、やはり便利です。
 「ピカピカ液晶ではない」のも、購入動機の1番の理由でもありましたが
 こちらも満足。高解像度タイプの液晶の視野角が狭いのは、現時点では仕方ないけど
 パナソニック(Y2)やNEC(RX)と比べると、ずっとずっと良い液晶です。
   ※ 私の利用目的と環境において「良い」のであり、使い方によっては
     Y2やRXの方が向いている(良い)場面は多々あると思います。


MSオフィス2003プロフェッショナルを購入し、インストール。
ところがこのプロフェッショナル版って、ワード・エクセル・アクセス・パワーポイント
アウトルック・パブリッシャーしか含まれていない。

そう、フロントページが無いんです。なんてこったい。
改めてフロントページ2003だけ、単品で購入。

 

 

  このページの最終更新日は2014年04月08日です。